衆院選の開票状況に海外メディア、高い関心…「自民党にとって2009年に政権を失って以来の衝撃」

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 海外メディアは衆院選の開票状況を一斉に伝え、関心の高さをうかがわせた。

 米紙ニューヨーク・タイムズは、「日本の有権者は自民党を罰したようだ」と報じた上で、「日本政治はこの数年で最も不安定な時期を迎える」と分析した。米ブルームバーグ通信は、石破首相が政権を維持できたとしても「政策目標の達成は困難になる」との見通しを伝えた。AFP通信も選挙結果が石破首相に打撃になると伝えた。

 中国メディア・財新は27日夜、「長期政権を担う自民党にとって、2009年に政権を失って以来の衝撃となる」と指摘した。韓国の朝鮮日報(電子版)は、与党苦戦を伝える日本メディアの速報内容を紹介しながら、「事実上、『自民党1強』が幕を閉じることになった。石破首相にとって今回の選挙の失敗は打撃で、国政運営に支障が生じる可能性が大きくなった」と伝えた。