スポニチ

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 「SMBC日本シリーズ」は26日に横浜スタジアムで開幕する。ソフトバンクは同球場で全体練習を行い、右足首捻挫が回復途上の近藤が“最強の代打”として勝利に貢献すると決意を口にした。

 「しっかり準備してデータなりを使いながら打席に立ちたいなと思います。1打席の中で考えるというのはあまりしたことないし、晃さん(中村晃)を見ていても難しさはあると思いますが、打てる球をしっかり振れる準備だけはしたい」

 ぶっつけ本番となったCSファイナルSは3試合全てDHで出場し、打率・545、1本塁打、3打点と大活躍した。ただ、右足首は「一進一退」の状況で、この日の守備練習には参加しなかった。首脳陣は無理はさせない方針で、DHが使えないハマスタでの第1、2戦はベンチスタートが予想される。

 その分、代打の一振りにかける。「それしかないですね」とうなずき、「(日本シリーズは)楽しみではありますけど、ここまで来たら最後しっかり勝ちきって終わりたい」と力を込めた。

 移籍後の唯一の代打出場となった昨年6月15日のヤクルト戦では右前適時打を放っている。ここぞの場面で力を発揮し、チームを頂点へ導く。(木下 大一)