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 ボートレース戸田のSG「第71回ボートレースダービー」は予選最終日の4日目を迎える。水田公裕記者の「超イイ値」は深川真二を狙う。

 痛快ショットがサク裂した。深川は3号艇1回乗りだった3日目8R、枠なり3コースからコンマ03の鋭発で捲り快勝。得点率は23位タイへと上昇し、予選突破へ望みをつないだ。

 今節は前回8月の一般戦で優勝した時と同じ55号機とのコンビ。その時は衆目一致で節イチと断言できるパワーを引き出していた。だが、その時とペラの形が変わっていたことが誤算だった。序盤2日間は出足の重さが抜けずに苦戦。レース足が明らかに甘かった。

 「ペラを叩いても戻る。イラッときて叩いたらやり過ぎた。でもペラが戻らずに走れれば足は誰にもやられん。合っていれば伸びも回ってからの足もいい。エンジンは間違いなくいい」。ようやく快速機の片りんが垣間見えた3日目。確実にいい方向に進んでいる。

 高い勝率を残さなければ出られないダービーに、12年福岡の59回大会から13年連続の出場。6号艇で優出した17年平和島の64回大会を2コース差しで制し、SG初制覇を達成している。

 さあ、勝負駆けの4日目。「せっかくいいエンジンを引いたからね。何とかするよ。進入もいつも通り。スタートも少し(深く)入った方が分かる」。経験豊富な勝負師は準優進出へ、テンションを上げる。

 4日目は1Rに5号艇、11Rに2号艇で出走。前半は前付け、後半は枠なりでともに2コース発進が有力だ。パワフルな走りを披露して、ベスト18入りを決めるか。