ハリス米副大統領(左)とトランプ前大統領(AFP時事)

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 【ワシントン時事】ハリス米副大統領(60)は23日、トランプ前大統領(78)がナチス・ドイツの独裁者ヒトラーを羨望(せんぼう)するような発言をしたとして、「非常に危険だ」と非難した。

 ワシントンの公邸で記者団に語った。

 米誌アトランティック(電子版)などの22日の報道によると、トランプ氏は大統領在任中、当時のケリー首席補佐官に対し「ヒトラーに仕えたような将官が必要だ」と語った。ハリス氏はこれを「法や憲法を破るよう命令されても従う、彼個人に忠実な軍隊を欲しがっている」と糾弾。「トランプは常軌を逸しており、2期目にはケリー氏のような『安全弁』も存在しない」と警鐘を鳴らした。

 トランプ氏はケリー氏に「ヒトラーは良いこともした」とも語っていたという。