フェルナンド・バレンズエラ氏が死去した ※写真はイメージです(izzzy71/stock.adobe.com)

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 ドジャースは22日(日本時間23日)、SNSで球団OBで通算173勝左腕のフェルナンド・バレンズエラ氏が死去したと投稿し、追悼した。「ドジャースは伝説的な投手フェルナンド・バレンズエラの死を悼んでいる」とつづった。63歳だった。

 バレンズエラ氏は今季終盤にドジャースのスペイン語中継を欠席し、入院していると報じられた。その後、球団が公式SNSで「フェルナンド・バレンズエラは健康管理に専念するため、今年の残り期間の放送ブースから離れた。2025年シーズンに放送ブースに復帰することを目指している」などと声明を出していた。

 メキシコ出身のバレンズエラ氏は1981年に新人王とサイ・ヤング賞を同時受賞した伝説の左腕。同年はチームのワールド・シリーズ制覇にも貢献したヤンキースに2連敗して迎えた本拠地での第3戦に先発。4失点完投でシリーズ初勝利をもたらし、チームはそこから4連勝した。86年には21勝を挙げて最多勝に輝くなど、熱狂的なファン「フェルナンドマニア」を生み出した。

 2003年からは球団のスペイン語中継の解説者を務めていた。