実戦形式の練習で守備に就く小久保監督(撮影・西田忠信)

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 ソフトバンクの小久保裕紀監督(53)が22日、DeNAとの日本シリーズへの決意を語った。21日に対戦相手が決定。みずほペイペイドームで行った全体練習では選手たちの動きを見守り「(いろいろ)想定しながらベンチ入り枠とスタメンをじっくり考える」と表情を引き締めた。

 第6戦までもつれたDeNAと巨人の戦いは「テレビにかじりついていた」と明かす。26日からの短期決戦へ向けて「この場面でどの采配をするのか、(守備は)どういうポジショニングをするのかとか、そういう見方ばっかり」と口にした。

 今季の交流戦は横浜スタジアムで対戦して2勝1敗と勝ち越した。それでも「あまりシーズン中に見ていない投手が多い印象。球が速い投手も多い」と対戦がなかった先発のジャクソンやケイを警戒。打線も「牧から始まる2、3、4番は強力。宮崎が5番でしょ。打線はいい」と話した。

 今年はDH制を採用しないセ本拠地の横浜スタジアムで開幕。右足首の捻挫から戦列復帰した近藤については「基本的には無理させない方向」と説明しており、守備には就かせずに代打での起用も検討しているようだ。(小畑大悟)