立岩陽一郎氏

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 ジャーナリストの立岩陽一郎氏が22日、フジテレビ系「めざまし8」で、闇バイトによる犯罪が多発していることに「批判覚悟で言いますけど」と、トクリュウ型犯罪を無くすための独自の考えを述べた。

 この日は、横浜市や千葉県などで起こった闇バイトによる強盗犯罪を取り上げた。実行犯は続々逮捕されているが、その首謀者までは摘発されていない。

 これに立岩氏は「これ、私は批判覚悟で言いますけど」と切り出し「捜査のあり方、変わらなければいけない時代にきていると思う」と述べた。

 「つまり、中学生、高校生が犯罪に関わるのは、首謀者がいるからですよ。頂上作戦で首謀者を徹底的に摘発していくしかない、負の連鎖を止めるには」と首謀者を逮捕しない限り、同じような犯罪は続いていくと指摘。そして「本当に批判覚悟で言いますけど、私は盗聴とおとり捜査。捜査員を潜入させて一網打尽にするという、アメリカなんかはやってますけど、盗聴は反対するかもしれないけど、限定的に」と、盗聴も必要と話した。

 立岩氏は「関与している人がいるなら、そこに(盗聴は)限定的に、電子的捜査という言い方でいいと思うが、徹底して網をかけて、そのやり取りを網羅していくぐらい、捜査機関が把握できる状態にしないといけない」とも述べ「日本の警察は優秀ですが、地取りでまわってっていうのは…ぼくはそういう時代が来ていると思う」と、事件が起きた後に地取り捜査で犯人を捜しても、首謀者にはたどりつけないのではないかとの考えを述べていた。