「Numbers to know」では、DIGIDAY編集部が今週(10月10日(木)〜10月16日(水))注目した数字をご紹介します。

23万6300回

Forbes、AI検索エンジン「パープレキシティ」の検索流入が増加

シミラーウェブ(Similarweb)によると、2024年8月にフォーブス(Forbes)のサイト訪問者数は、パープレキシティ(Perplexity)のAI検索エンジン経由で23万6300回だった。2023年8月は1万800回で、1年間で20倍に増加している。しかし、この数はごく一部。Forbesへのトラフィックの75%はオーガニック検索(Google)によるもので、ソーシャルメディアからは7.11%となっている(adweek.com)。

6960万ドル

英メディアのインディペンデント、オンライン動画部門が急成長

英ニュースメディアのインディペンデント(Independent)は、動画部門や米国の事業拡大の成功を背景に利益が急増し、2024年には6960万ドル(約104億2608万円)になると見込まれている。収益増加の大きな原動力となったオンライン動画部門「Independent TV」は、「The Body in the Woods(ザ・ボディ・イン・ザ・ウッズ)」やウクライナ戦争犯罪ドキュメンタリーなどの人気番組が伸び、収益は前年比30%増加した。2023年6月までに、月間視聴者数は1億人を突破したという(pressgazette.co.uk)。

0.4%

米国の成人TikTokユーザーが政治関連アカウントなどをフォローしている割合

米国の成人がフォローしているTikTokアカウントのうち、ジャーナリスト、評論家、伝統的なメディアのアカウントの割合は1%に満たないことがわかった。ピュー・リサーチ・センターが行った調査によると、米国の成人TikTokユーザーがフォローしているアカウントは、エンターテインメントやポップカルチャーが多く、政治的な内容や伝統的なニュースは比較的少ない。調査期間中、フォローされているアカウントの半数以上(59%)が、ポップカルチャーやエンターテインメント関連の投稿を行っていたという(pewresearch.org)。[Media Briefing: Publishers confront the AI era during the Digiday Publishing Summit]編集/坂本凪沙