「生活費が欲しくてやった」指名手配中に特殊詐欺の受け子か…逮捕の森田梨公哉容疑者　別の事件にも関与の可能性【東京・埼玉連続住宅強盗】

2024年10月8日 18時24分

埼玉県や東京都内で相次いでいた強盗致傷事件で、埼玉・所沢市の事件で公開手配されていた男が7日新潟県内で身柄を確保され、逮捕された。その後の調べで、逮捕された容疑者が指名手配中にもかかわらず、別の犯罪に手を染めていた可能性が出てきた。

移送中の警察車両の車内で捜査員に両脇を固められ、カメラに鋭い視線を向ける男。

埼玉・所沢市で発生した強盗事件で、公開手配されていた森田梨公哉容疑者（24）。7日、新潟県内で逮捕された。

その後の調べで森田容疑者は、指名手配中にもかかわらず、別の犯罪に手を染めていた可能性が浮上した。

1日、複数人の仲間と埼玉・所沢市の住宅に押し入り「お金を早くしろ」と高齢夫婦を脅迫し、さらに2人を縛ったうえ刃物で切りつけ、現金8万円を奪って逃走した森田容疑者。

高齢男性（85）は全治2週間のけがを負い、この事件では、森田容疑者以外に闇バイトで集まったとみられる海藤貴志容疑者（43）と佐藤聖峻容疑者（24）、自称・和佐裕夢容疑者（28）の3人が逮捕されている。

1人逃走した森田容疑者は、警察から逃れようと移動を繰り返していたとみられる。犯行直後、東京都内や埼玉県内の各地をタクシーを使って、転々としJR大宮駅へ向かった。

そこから新幹線を使って、事件当日の午後11時過ぎに仙台市に入り、その後、新潟県に移動したとみられる。

そして7日、新潟県内で特殊詐欺の受け子をしていたところを発見され、逮捕された。

指名手配中にもかかわらず、特殊詐欺に手を染めていたとみられる森田容疑者。

調べに対し、所沢市での強盗について容疑を認め「生活がギリギリで生活費が欲しくてやった」と供述している。

さらに「所沢の現場に報酬を受け取る約束で行ったが、強盗を指示され断れなかった」と話し、別の強盗事件にも関わっていることをほのめかしているという。

警察は9月から首都圏で相次いだ4つの強盗事件のうち、東京・国分寺の事件にも関与しているとみて、捜査を進めている。
（「イット！」10月8日放送より）

外部サイト