ダルビッシュ有【写真:ロイター】

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地区シリーズ第2戦で7回1失点の快投

 米大リーグ・パドレスダルビッシュ有投手は6日(日本時間7日)、敵地でドジャースとの地区シリーズ第2戦に先発し、7回3安打1失点の快投で10-2の大勝に貢献した。試合中には客席から物が投げ込まれ、警備員が出動する一触即発の事態に発展。ピリピリムードも漂った試合後、ダルビッシュはたった一言で報道陣を爆笑させ、米ファンからも「ユウは最高だ!」と絶賛されている。

 淡々と振り返った。パドレスが4-1とリードした7回、ドジャースの攻撃中に左翼手プロファーの近くに客席からボールが投げ込まれた。その後右翼を守るタティスJr.の付近にも物が投げ込まれ場内は騒然。プレーは10分近く中断した。外野グラウンドに警備員が出動するなど一触即発の雰囲気。それでもダルビッシュは動じず無失点に抑え、7回3安打1失点で次の回から救援陣にマウンドを託した。

 7回終了後、パドレスは32歳のベテラン、マチャドがベンチ内でミーティングを開いた。直後の8回に3点、9回にも3点を加えてダメ押し。10-2とドジャースを圧倒した。試合後の会見で、米記者からあの場面で話された内容について質問されたダルビッシュは、堀江慎吾通訳が訳す前に「汚い言葉を喋っていました」と即答。堀江氏も笑いながら「Some dirty words here and there」と訳していた。

 この言葉に報道陣も爆笑。会見の映像を「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる米投球分析家のロブ・フリードマン氏がXで公開すると、米ファンからは「日本人選手のインタビューはたいてい賢く、面白く、エレガントだ」「素晴らしい言い方だ」「ユウは最高だ!」「本当に素晴らしいね」と称賛の声が上がっていた。

(THE ANSWER編集部)