雨にぬれたグラウンドをチェックする新庄監督(撮影・吉澤敬太)

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 「楽天(降雨中止)日本ハム」(7日、楽天モバイルパーク)

 日本ハム・新庄監督が、この日のナ・リーグ地区シリーズ、ドジャース−パドレス戦で起きた外野席のファンの妨害行為について言及した。

 七回に左翼席からパドレスの左翼手に向かってボールが投げ込まれ試合が中断。球場は騒然として空き缶なども次々と投げ込まれた。新庄監督は「あれはよくないでしょ。紙コップにしないといけないですね。危ないよ、あれ、本当に。酔っぱらったファンが選手に。缶ビールの大きめのサイズだったから」と話した。

 選手に物が当たる危険性を指摘した指揮官だが、特に気になったのは「何よりも有がモチベーションが下がって、いきなりフォアボール出したでしょ」と先発して中断中もマウンドで待たされたパドレス・ダルビッシュ有投手の心身への影響。「そこらへんは有も全然立て直す人間だから」と右腕は崩れることなく7回1失点に抑えたが、選手の集中力をそぐような行為が許せなかった。

 新庄監督は中断した直後に自身のインスタグラムに新規投稿。日本のファンにも「絶対の絶対に選手のモチベーションを狂わすような事はしないとは思いますが、どうか宜しくお願いします。」と要望していた。