ファミマが味と製法にこだわりまくった 「ファミマルPREMIUM」の冷凍食品5選…最もオススメの商品は？
「ファミマル」3周年を記念した新商品
業界最大手コンビニチェーンのひとつである「ファミリーマート」のプライベートブランド「ファミマル」が2024年10月で3周年を迎えます。
「ファミマル」は“大切な家族に自信を持ってお薦めできる品質とラインナップ”というコンセプトを掲げており、安全で高品質な素材を使用して原材料や製法にも独自の商品開発基準を設け、食品から日用品に至るまで、幅広いカテゴリーで商品展開を行なうという特徴を持つブランドです。
中でも「ファミマル」のプレミアムラインである「ファミマルPREMIUM」は更に厳しい基準をクリアした商品だけに冠されており、品質のみならず、味にも相当のこだわりをもって開発されていることがうかがえます。
この「ファミマルPREMIUM」から、同ブランド3周年に先駆けた2024年9月24日に全国のファミリーマート約16,300店で販売がスタートした7種の新商品があるのですが、なんと、その内の半数以上である4つが私の愛してやまない冷凍食品カテゴリーの商品だったのです！
冷凍食品の需要と注目度の高さを物語るラインナップに興奮しつつ、これはいち早く口にせねばならぬと、発売当日に自宅近くのファミリーマートに向かい4商品を購入、その日のうちに全てを完食させて頂きました。
そこで今回は新商品4品に加え、2024年7月に発売された1商品をプラスした5品の最速実食レビューをお届けしたいと思います。
果たして、ファミリーマートが自信をもってお届けするプレミアムライン商品の実力はいかほどのものなのか。
ラストには5品の中で私が最もオススメしたいと思った商品も発表しておりますので、最後まで一気にご覧くださいませ！
「口いっぱいに広がる魚介の旨み海老のトマトクリーム」
コンビニ冷食ではもはや定番かつトレンドと化した“名店監修”の商品ですが、今回「ファミマルPREMIUM」の冷凍食品カテゴリーから新発売となった4商品のうち、実に3商品が名店監修のものでした。
こちらの「口いっぱいに広がる魚介の旨み海老のトマトクリーム」（税込：430円）は名店監修系では冷凍ラーメンの次に多いであろう冷凍パスタ商品で、銀座の名店「Aromafresca（アロマフレスカ）銀座」の原田慎次シェフが監修を務めています。
高級感のあるゴールド＆ブラックのパッケージを開けると、トレーの中にソースのかかったパスタが入っているのですが、トマトソースとホワイトソースの2種類のソースが別々にトッピングされており、電子レンジでの加熱後にそれらを混ぜ、パスタに絡めるスタイルになっていました。
パッケージにはシェフからのコメントとして「50回混ぜることを目安に」と書かれていたので、私は最初からしっかりと混ぜてしまいましたが、それぞれのソースの味を楽しんでから混ぜてみるのもアリかもしれません。
魚介の旨みも非常に濃厚で、湯気と共に立ち上る香りも良く食欲が刺激されます。
具材である海老はトッピングとしてではなく刻んでソースと共に煮込まれているため、プリプリとした食感こそありませんが、「海老を食べている！」という実感は強く感じられました。
かなりハイクオリティな仕上がりながら、価格は税込430円とリーズナブル！
ファミリーマートの自信がしっかりと形になった素晴らしい商品だと思います。
「じゅわっとジューシー国産豚の大餃子」
続いては冷凍食品カテゴリー全体の中でも圧倒的な人気と売れ筋である冷凍餃子の新商品です。
「じゅわっとジューシー国産豚の大餃子」（税込：378円）は国産豚肉と国産キャベツを使用し、数ある冷凍餃子の中でも最大級のサイズ感であることを売りとしており、言われてみれば確かにパッケージを開封した際の餃子ひとつひとつの存在感がありました。
ただ、1袋の入数は5個と比較的少量ながら、お値段は税込378円ですので、1個あたりに換算すると75円ほどとなり、大手スーパーなどで販売されている商品などと比較してしまうとかなり割高に感じてしまうのも事実で、それを補って余りあるサイズ感と味のクオリティは必要不可欠となってくるでしょう。
すでに焼成済みですので、電子レンジだけでもOKなのですが、やはり電子レンジ調理のみでは餃子の美味しさの重要なパーツである焼き目のカリッと感は薄いので、より美味しく食べるためにはパッケージ裏に記載されている、「電子レンジ調理後に数分だけフライパンで焼く」という追加調理をオススメします。
皮は薄めながらも、もっちりとした食感で、皮を破るとじんわりと肉汁のスープが出てきます。
餡にも味がしっかりとついているので、何も付けなくても美味しく食べられますし、なにより、トレー入りで電子レンジ調理したらそのまますぐに食べられるという点では、お酒のおつまみや、「ちょっともう一品欲しいな」というニーズにマッチしているのでしょう。
個人的にはやはり美味しさと内容量と低価格を兼ね備えた商品の方に手を伸ばしてしまいますが、焼き餃子のクオリティとしては申し分のない仕上がりでした。
「濃厚なカカオの香りガトーショコラ」
ここからは、同じ名店が監修した冷凍スイーツが2品続きます。
「濃厚なカカオの香りガトーショコラ」（税込：320円）の監修を務めた「ケンズカフェ東京」は日本初のガトーショコラ専門店として広く知られており、看板メニューの「特選ガトーショコラ」は超濃厚かつ芳醇な味わいが特徴で、数々の賞も受賞しているほどの逸品です。
かくいう私もこのガトーショコラの大ファンで、ちょっとお高めではあるのですが、自分へのご褒美や大切な人への手土産などに“チョコチョコ”利用させて頂いております。
そんな名店が監修した冷凍スイーツに胸を高鳴らせながらも、税込320円というあまりのリーズナブルさに一抹の不安を覚えつつ実食。
開封すると紙トレイの中にスティック形状のガトーショコラが入っています。
「冷凍のまま」「自然解凍」「レンジ調理」の3通りの食べ方がパッケージ裏に明示されていますが、個人的に冷凍スイーツが一番美味しく感じられるのが半解凍の状態なので、常温で5分ほど置いてから食べてみました。
口当たりはねっとりとしてチョコレートの密度が高く、非常に濃厚。
本家のガトーショコラにはおよばずとも、手軽に買えるコンビニスイーツとしては期待以上の仕上がり！
半分くらいを半解凍で食べ終えたところで、最後は少しだけ電子レンジで温めてフォンダンショコラ風にしてみましたが、これがなんとも絶品で、口当たりが濃厚かつなめらかになり最後まで美味しく頂けました。
これからの季節にもピッタリの絶品冷凍スイーツです！
「ごろごろ苺のテリーヌショコラ」
こちらの「ごろごろ苺のテリーヌショコラ」（税込：320円）も「濃厚なカカオの香りガトーショコラ」と同じく、「ケンズカフェ東京」監修の商品で、いずれもカカオ分70%のベルギー産ビターチョコレートを使用しているのが特徴です。
温める食べ方があるガトーショコラとは違うので、冷凍庫から出してすぐに冷凍のままの状態から時間をかけてゆっくりと半解凍、全解凍させながら食べていくことにしました。
テリーヌショコラの上にトッピングされた苺がシャリシャリとしたシャーベットのような食感で、しっとしりとたテリーヌ部分と共に食べるとバランスの良い酸味とほろ苦さが相まって、甘すぎないビターな大人の味わい！
さらに時間が経過すると苺がコンポートのような状態となり、テリーヌもよりなめらかな舌触りに変化を遂げていきます。
一見するとサイズが小さめに見えるのですが、チョコレートが非常に濃厚なので、一人分として食べるにはむしろ、このくらいのサイズがちょうど良く、少しずつ、少しずつ、解凍状態の違いを舌で感じながら時間をかけてゆっくりと食べ進めたのが大正解でした！
税込320円という価格で得たとは思えない満足感を味わえる一品です。
「お肉の旨み味わう 国産豚の大焼売」
最後は新商品ではないのですが、一足早い2024年の7月に販売がスタートした「お肉の旨み味わう 国産豚の大焼売」（税込：378円）です。
袋のまま電子レンジで温めることができ、トレイに入っているので取り出してすぐに食べられる利便性を備えています。
かなりビッグサイズの焼売で、お弁当に入っているような一般的なものと比較すると2まわりくらいは大きいでしょうか。
メインのおかずとしての存在感のあるボリュームです。
ただ、2品目にご紹介した「じゅわっとジューシー国産豚の大餃子」もそうだったのですが、一袋の入数が4個と少なめで、お値段が税込378円ということを考えると、1個あたりは約94円となってしまうため、リーズナブルさは無いのですが、肝心なのは価格に見合った味であるか否か！その意味では納得のいく仕上がりでした。
つるつるとしてなめらかな薄皮にたっぷりと詰まった肉は所々に粗挽きの部分があり、噛むほどに旨みが口の中にジュワッと広がっていきます。
味が濃い目にしっかりと付いているので、白米との相性も抜群です。
やや脂っぽく感じてしまう方もいそうではありますが、個人的には嫌な脂っぽさではなく、豚の脂特有の甘みもあり最後まで美味しくいただけました。
脂が苦手だという方は、からし酢醤油などに付ければサッパリと食べられると思います！
以上、5商品すべてを食べ終えて私が最もオススメしたいと思ったのは、甲乙つけがたいのですが、価格に対しての満足感と、調理法による味と食感の変化が楽しめるという点で「濃厚なカカオの香りガトーショコラ」とさせていただきます！
とは言え、どの商品も非常に美味しいので、皆さんも「ファミマルPREMIUM」の新商品をぜひ試してみてください！
