最愛の妻が64歳男性とホテルで”休憩”する「ただならぬ関係」に…地方に移住した夫が目撃した「衝撃の光景」

写真拡大 (全2枚)

妻がホテルに吸い込まれた

定年を機に都市部から地方に移住した青木達雄さん(仮名・74歳)、洋子さん(仮名・65歳)夫婦は、地域に早く馴染もうと、地元の写真サークルに加入するが、あまり社交的ではないふたりは仲間と打ち解けることができずにいた。

そんな時に声をかけてきたのが、イケメン講師の太田吾郎(仮名・64歳)だった。都会の出身であり、独身の太田は若々しく洗練された雰囲気の持ち主で、地域としては異質でありながらも、会員たちには慕われていたという。

同じ移住組で、サークルに携わるようになってから日が浅いなど、共通点の多かった太田と青木さん夫婦は急接近。移住民の青木さん夫婦にとって太田は心強い存在であったが、達雄さんがシルバー人材センターでアルバイトを始めると、達雄さんの不在時に太田が洋子さんの運転手代わりとして、しばしば行動を共にしていることが判明する。

前編記事『帰宅したら妻の様子がおかしい…地方に移住した老夫婦に近づいてきた、64歳男性の「不穏すぎる動き」』より続きます。

「私はとにかく『彼も迷惑だろうし世間の目もあるから、私がいない時に家に呼んだり、ふたりで出かけたりするのは止めなさい』と妻に言いました。妻は『そうね、私が軽率だったわ』と素直に反省しているように見えましたし、太田の方も『さしでがましいことをして却って申し訳ない』と言ってくれて、この件に関してはこれで済んだと思っていました」

ところが、今度は洋子さんと太田が外で密会していることが発覚してしまう。

「私がシルバーの仕事で隣町に出かけた時のことです。作業現場の脇の農道を太田の車が通りました。助手席には妻の姿もありました。その農道は1本道で行き先にあるのは一軒のラブホテルのみ。太田の車がラブホテルの駐車場に吸い込まれて行くのを見てしまった」

妻を問い詰めたところ

洋子さんと太田が「ただならぬ関係になっている」ことを知った達雄さんは、何食わぬ顔で帰宅した洋子さんを問い詰めた。事前に口裏をあわせていたのか、

「あの近くにある植物園のバラがちょうど見頃だから写真を撮りに行こうと誘われて出かけたけど、道に迷ってしまい、気分が悪くなったので休むために寄ったが、決してやましいことはない」

と、冷静に答えたという。

「それがかえって怪しかったのですよ。口下手の妻があまりに淀みなく話すので、あらかじめ言い訳を用意していたように感じたのです。それに…これをお話しするのはちょっと恥ずかしいのですが、私と妻は未だに夜の方が現役でして、一週間と空けずに夫婦生活を行っていたのですが、ここのところ妻の反応が良くなかったのです。おかしくなった時期を思い起こせば、太田が我が家に出入りするようになってからでした」

限りなく黒に近いグレー…そんなふうに妻と太田の関係を疑い始めた達雄さんは、浮気調査を依頼した。

すると、達雄さんが家を空けているときは大抵、太田が達雄さんの自宅近辺にやって来て、洋子さんが太田の車に乗り込み、その後ドライブがてら食事をしたりラブホテルに寄って“休憩”していたことが、発覚してしまう。

「さすがにショックでしたが、まあ想定内。イイ年の男女が合意の上でそうなったのですから仕方ないです。それよりも気になったのは、頻繁に銀行やリサイクルショップに立ち寄っていることでした」

妻が老後資金に手を出して

達雄さんがあらためて家の中を探ったところ、洋子さんの腕時計や貴金属類、ブランドバッグなどがなくなっていたという。

「老後資金にしていた夫婦の退職金まで、銀行から引き出されていたことがわかりました。もちろん、夫婦のことで使った覚えはありません。太田に貢いでいたとしか思えません」

達雄さんは前回のサークルの集まりで太田が最新型のカメラを自慢していたことや、その腕に光っていた高級腕時計を思い出した。

「それでも太田は何事もなかったかのように、私とも友人のような付き合いをしてきました。太田を殴りつけたい気持ちでいっぱいでしたが、私がヘタに騒ぎを起こして太田と妻の関係が露呈してしまっては、私たちの方がここに住みづらくなるような気がしてできなかった」

太田は複数のカメラサークルで講師を務め、自治体のイベント撮影なども担当しており、地域ではよく知られていた。そんな人物に妻が寝取られ、さらに貢がされていたことが露呈すれば、すぐに地域に知れわたり、それこそ、夫婦の恥にもなりかねない。

「終の棲家でモメごとを起こしたくない」

そう考えた達雄さんは、煮え湯を飲まされる日々に耐え続けた。

「理解が追い付かない」光景

そんな中、突然、転機が訪れる。太田が引っ越しをすることになったのだ。

「最初は家庭の事情と聞かされましたが、太田と親しい役場の人間が、『仕事で知り合った親子以上に年の離れた若いモデルを妊娠させてしまい、結婚のためにモデルの地元に転居する』ことをバラして、その話はすぐに地域中に広まりました。それを聞いた妻は、傍目にもわかるくらい激しく動揺していました」

そんな中、サークル主催で太田の送別会が開かれたそうだが、乾杯の直後から、主役である彼の姿が見えない。

「この日、妻は体調が悪いからと送別会を欠席していたので、まさか太田が妻に会いに行ったのではないかと怖くなって駐車場に行ったら、車の陰から太田と女性が言い争う声が聞こえました」

声の感じから「妻ではない」とわかった達雄さんだったが、気になって近づくと太田と言い合っているのは、同じサークルメンバーである50代の女性だったことがわかったという。

「会話の様子から、彼女も太田と交際しており、金品を貢いでいた感じでした」

達雄さんは太田の正体を妻に知らせるため、スマホでその場の様子を撮影し始めたのだが、そこに別の女性が登場したという。

「やはり年齢は50代くらいでしたが、あまり見かけない顔でした。その女性もまた、太田と交際し、経済的な援助をしていたようで、そのことについて彼に詰め寄っていきました」

2人の女性に詰め寄られ、タジタジになる太田。予期せぬ展開に「思考回路が追い付いていかなかった」という達雄さんだったが、帰宅後に撮影した動画を無言で妻に見せたそうだ。

太田の存在は「地域のタブー」に

「妻は深いため息をついただけでした。もしかしたら心のどこかでこうなることを予想していたのかも知れません」

達雄さんは動画を見せても言葉では浮気を追求せず、洋子さんも太田との関係を口にすることはなかったというが、

「妻を責める気にはならなかった。思えば、積極的に太田と交流するようになったのは私の方ですし、地域に早く馴染みたい一心で顔の広い太田に依存していた部分も否定できないからです。私は『これは自分が蒔いた種だ』と思いました」

その後、この地域で、太田の名前を口にすることはタブーとなった。

「送別会でモメた女性以外にも、太田と関わりのあった女性が複数いたようです。そのほとんどが既婚者か高齢者だったみたいですが、私の妻のように、身も心もお金も捧げたのだとすれば、皆さんなかったことにしたかったのでしょうね。地域全体で共有する暗黙の了解という感じになりました」

奪われた財産は?

脅迫されたわけでもなく、詐欺行為でもないため、太田に奪われた財産は戻って来ない可能性が高いと達夫さんは考えている。

「それは高くついた勉強代として諦めますが、夫婦間の信頼関係だけは、これから時間をかけて取り戻したいと思っています」

人生の下り坂を迎えた夫婦に訪れた「まさか」。

平穏な老後を送るはずだった移住先で“夫婦の絆”を試されることになるとは思ってもいなかっただろう。

【つづきを読む】「母さん、やめて」…交通事故で「他界した父」の身代わりに…15歳だった息子が母から受けた「おぞましい行為」

「母さん、やめて」…交通事故で「他界した父」の身代わりに…15歳だった息子が母から受けた「おぞましい行為」