「息子を近寄らせたくない」コンビニ前にたむろする若者たちの行動に母が目を疑った話
現在6歳の娘と4歳の息子を育てながら、笑いと感動を描いた子育て漫画をブログやインスタグラム(@yuihanada7)で随時発信している漫画家・イラストレーターのはなゆいさん。2児の子育てに奮闘しながらも、子どもたちから学んだことや感動したこと、思わず笑ってしまったことなどを漫画にしています。
今回は、ある日、はなゆいさんが4歳の息子と一緒にコンビニに立ち寄った際のお話です。お店の前に若い男性たちが数人集まっていて、やんちゃそうな見た目だったこともあり、できるだけ近づきたくないと思っていたはなゆいさん。ところが帰り際に思わぬ展開が訪れることになり……詳細を綴っていただきました。
かっこいいお兄さんが大好きな息子
こんにちは。小学生と幼稚園生を子育て中のはなゆいです。今回は、弟のおーちゃんが4歳の頃のお話です。
おーちゃんは、優しいお姉さんも好きですが、かっこいいお兄さんが特に大好きボーイです。
あるとき、旅行で旅館に泊まったときのこと。夕食でお肉を切り分けるサービスが提供されていました。目の前でお肉を切ってくれたお兄さんがかっこよくて、おーちゃんは深く感動していました。
そして部屋に戻るや、手紙を書き出しました(まだ文字は書けないので、絵を描いていました)。
次の日、朝食会場でそのお兄さんを探し出し、「おはようございます。お兄さんかっこいいですね」と声をかける息子。さらに「これ読んでください」と昨夜書いていた手紙を手渡したのでした。
ナンパ!?と思われた方もいるでしょう。しかし、これはおーちゃんにとって珍しいことではなくて(笑)。手紙を渡したお相手は、引っ越し業者のお兄さん、ウルトラマンショーの警備をしていたお兄さん、車のショールームにいたお兄さん……と、数知れず。
今回はそんなおーちゃんが、母的に「あまり声をかけてほしくない外見」をしているお兄さんたちに「ロックオン」したときの話をお届けします。
別の日も知らない人から突然手を振られ…
コンビニ前にたむろする若者を見て、失礼ながらやんちゃそうだなぁなんて思っていたのですが、はにかみながら手を振る姿にキュン!
ですが、私たちがコンビニを出た後に、お兄さんたちが手を振った相手は、おーちゃんであって、私ではありません。でも、視線がこちらに向いていたため、私に手を振ってくれているような錯覚に陥ってしまいそうで……手を振り返しそうになる自分を抑え、笑顔でお辞儀を返すにとどめました。
そういえば先日も、自転車の後ろにおーちゃんを乗せて走っているときに、突然知らない人から手を振られました。「え?」と思ったところ、後部座席のおーちゃんから「手振ってくれたー」という声が聞こえてきて。あぁ、私ではなく、あなたにだったのね、と気付かされたことも。
どうやらおーちゃんは、日々いろいろな人に手を振り、どんな人が手を振り返してくれるのかを観察している様子。その上で話しかけるかどうかを決めているようなのです。
なので、優しく対応してくれる人の割合としてお兄さんが多い(※おーちゃん調べ)。だから「お兄さん大好き!」と彼の中でなっているようです。
しかも、ただ単に見た目がかっこいいお兄さんに声をかけているというわけではなく、「手紙を受け取ってくれるかどうか」まで判断した上で声をかけているというのです。
そのスキルの高さはなに!? あなた本当に4歳なの!? 母は驚嘆するばかりです。