日本人学校児童死亡から1週間「扇情的なコメントが載っているのは事実」駐中国大使が中国外務省の主張に反論

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中国で日本人学校に通う男子児童が刺され死亡した事件から、25日で1週間を迎える前に、中国・大連市を訪問している金杉憲治大使は「こんなことは二度と起こしてはいけない」と述べました。

金杉大使は24日、日系企業が多く進出する大連市のトップと会談し、在留邦人の安全確保のための対策強化を要請しました。

その後、日本人学校を訪問し、授業の様子などを見学した金杉大使は事件から25日で1週間を迎えるのを前に、「こんなことは二度と起こしてはいけない。中国政府にも、中国のそれぞれの地方政府にも真剣に取り組んでほしいと思います」と述べました。

また、金杉大使は、中国外務省の報道官が「日本国内で事件と反日感情を煽るSNSを関連付けるのは事実に沿っていない」と主張したことについて、「客観的にみるとSNSにはかなり扇情(せんじょう)的なコメントが載っているのは事実」と述べました。