5回、代打・T−岡田は中飛に倒れる(撮影・坂部計介)

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 「オリックス−西武」(24日、京セラドーム大阪)

 今季限りでの引退を表明しているT−岡田外野手が五回2死一、三塁の場面で若月の代打として登場。その名前がコールされると大歓声が沸き起こり、スタンドのファンが白いタオルを振って迎えた。

 マウンドには西武・今井。右翼席には「T−岡田選手 ありがとう 君の劇弾 忘れない」の横断幕が掲げられた。初球のストレートを積極的にスイングしていったが、打ち損じての中飛。それでもスタンドは惜しみない拍手を送っていた。

 六回表の開始前にはファーストミットを持って一塁の守備位置へ。再び姿を見せると、スタンドから大歓声がわき起こった。

 試合前には愛息のおうし君が始球式に登場。T−岡田が捕手役を務め、大歓声を浴びた。引退会見では「オリックス・バファローズで19年間。僕は本当に最高のチームであると思いますし、最高のチームメート、仲間の集まりだと思います」と語っていた中、最後の勇姿をファンの心に刻む。