スポニチ

写真拡大

 疑惑告発文書問題を巡る知事不信任決議が19日に兵庫県議会で可決され、10日以内の辞職・失職か議会解散を迫られている斎藤元彦知事(46)が24日、ABCテレビ「news おかえり」(月〜金後3・40)にスタジオ生出演。改めて自身の思いや考えを語った。

 スタジオにストライプ模様の黒いスーツに濃紺のネクタイという姿で登場した斎藤知事。同番組のMCを務める朝日放送の横山太一アナウンサーと1対1という形でインタビューが行われた。

 今月11日。3年前に自身を推薦していた自民党から辞職の申し入れがあり、報道陣の前で「こういう状況になったのは申し訳ないなという思いで…」と語り始めると目を赤く染め「自分自身に対して悔しい思い。先生方に心から今も感謝しているので、本当に申し訳ない思いでいる」と涙を流した場面がVTRで流され、横山アナから「この時の心境を教えていただけますか」という質問が飛んだ。

 これに対し斎藤知事は「う〜ん…やっぱりつらかったですね。まずは県民の皆さんに対して、こういった状況になってるということで…これは今も本当に心からつらいですし、申し訳ないという思いです。一方で、県議会の皆さんも今まで支えてくれ応援も…もちろん是々非々で批判やご指摘もありましたけど、一緒に県政をやっていこうという方々ばっかりだったので、そういった方から、そういった辞職を申し入れられているということに対する、私自身の力不足というか、不甲斐なさを…感情的になってしまいました」と答えた。

 これを聞いた横山アナは「この半年間で、私、知事の涙を始めて見たので大変驚いたのと、このタイミングなんだっていう驚きがあって…。それこそ告発者(元県民局長)が自ら命を絶った時に涙はなかったんですか」と自身の考えを語りながら再び質問。これに対して斉藤知事は「あの…大変悲しかったですね、はい」と答えた。