「犬のふん放置禁止」「犬のふんは必ず持ち帰りましょう」――などなど、街を歩いているとよく見かける"ふん害防止啓発看板"。

犬のイラストや、犬と飼い主が散歩している様子が描かれていることが多い気がするが......東京・足立区では、一味違う。

足立区では、犬と飼い主と共に、ウンチも歩いているのである。

リードをつけられ、女の子に引かれるウンチ。なんなら、女の子に話しかけられているようでもある。

まるでペットと同様、家族の一員であるかのよう......。なんとシュールなイラストだろう。

2024年8月27日、都内で自営業を営むちくわのアンチ(@anti_chikuwa)さんが

「うんこ自走タイプ珍しいな」

というつぶやきとともに投稿した1枚には、ユーザーからは8万4000件を超えるいいね(29日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。

「足立区ではうんこは歩きます」
「足立区ではウンコに紐付けて散歩するのは公的に認められた行為」
「自走式うんちくんが生息してるのは足立区かペンギン村くらいのもん...」
「足立区だけに、うんこも足で立っている」

足立区では常識?

29日、Jタウンネット記者の取材に応じたちくわのアンチさんによると、写真は27日の昼頃、足立区内で撮影したもの。

ちくわのアンチさんは犬のふんの看板が好きで、趣味のサイクリング中によく写真を撮っているという。

その日もサイクリングを楽しんでいたところ、これまで見たことのない看板を目の当たりにした。

「見たことがないパターンで面白いな、くらいの気持ちだったのですがレスや引用リポストで『足立区では犬のふんが歩くのは常識』と教えてもらい驚いています。
これからも色々な看板を見つけたいです」(ちくわのアンチさん)

ちなみに、Jタウンネットの編集長も犬のふんの看板が好きで集めているのだが、そのコレクションの中にも足立区で撮影したものがあった。

「犬のフンも連れて帰りましょう!」と呼びかける、カラーの看板。犬のフンに人格を認めていることがうかがえる。犬と同じ色でもあるし......。

こんな具合に、足立区では自走式うんち君があちこちに生息しているようだ。