映画『徒花-ADABANA-』主演・井浦新、不治の病を前にもう1人の自分を殺せるか?近未来SF
映画『徒花-ADABANA-』が、2024年10月18日(金)より、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほかにて全国で順次公開される。主演は井浦新。
“もう一つの自分”が倫理観を浮き彫りにするSFムービー
映画『徒花-ADABANA-』は、上層階級の人間たちが病に侵された時、全く同じ見た目の自分である“それ”が提供され、病の身代わりになってくれたら…そんなそう遠くない現代を舞台に描いたSF作品。タイトルの「徒花(あだばな)」とは、咲いても実を結ばずに散る“無駄な花”を意味する。
映画『徒花-ADABANA-』登場人物紹介
主人公・新次…井浦新
死が身近に迫る男。自分の「それ」と対峙したことで心が乱されていく。
まほろ…水原希子
新次の臨終心理士。
海の女…三浦透子
海辺で知り合った謎の人物。
新次の母親…斉藤由貴
相津…永瀬正敏
医師。
主演は井浦新、水原希子や三浦透子らが出演
死が身近に迫る主人公・新次を演じるのは『アンダーカレント』『東京カウボーイ』『福田村事件』など話題作への出演が続く井浦新。
また臨床心理士のまほろを『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』『あの子は貴族』の水原希子が務め、『ドライブ・マイ・カー』の三浦透子や『箱男』の永瀬正敏、『変な家』の斉藤由貴などが脇を固める。
監督は甲斐さやか監督、日仏合作で
監督は、長編映画デビュー作『赤い雪 Red Snow』が第14回ジャパン・フィルム・フェスティバル・ロサンゼルスにて最優秀作品賞を受賞するなど、繊細に作りこまれた世界観が国内外問わず高く評価されている甲斐さやか。本作は甲斐が20年以上をかけ構想し書き上げ、満を持して映画化されたオリジナル作品だ。
なお本作は日仏合作で、これまで深田晃司監督の『淵に立つ』『よこがお』や早川千絵監督の『PLAN75』などが選出されている、フランスの国立映画映像センターが行う助成制度「CNC」の対象作品に選ばれている。
音楽監督はakiko、インスパイアアルバムもリリース
『徒花-ADABANA-』の音楽監督を務めるのは、ジャズシンガーのakiko。生命や存在について深淵なテーマを問いかける本作の世界観を受け、インスパイアアルバム「満たされた空虚」も2024年10月2日(水)にリリースされる。劇中でも使用されている「亡き王女のためのパヴァーヌ」にオリジナルの英語詩を乗せた歌唱曲とポエトリーリーディングをはじめ、全9曲を収録。キャストの水原希子、三浦透子、甲田益也子もポエトリーリーデイングで参加している他、ジャケットやブックレットの写真は、永瀬正敏が撮影を担当した。
ロワズィールとのコラボウェア、劇中衣装をアレンジ
また、アパレルブランドのロワズィール(LOISIR)と映画『徒花-ADABANA-』がコラボレーション。井浦新や水原希子が着用している劇中衣装をアレンジした、ワンピースやジャンパースカートなどを9月6日(金)より順次展開する。
映画『徒花-ADABANA-』あらすじ
舞台は、ウイルスの蔓延で人口が激減し、延命措置として上層階級の人間だけに病の身代わりになってくれる「それ」の保有が許された世界。死が身近に迫る新次は、臨床心理士のまほろに自分の「それ」に会わせてほしいと懇願する。新次の「それ」は、自分と同じ姿をしながらも、異なる内面を持ち、純粋で知的であった。「それ」と対面した新次は、次第に「それ」を殺してまで、自分は生きながらえるべきなのか、心が乱されていき…。
詳細
映画『徒花-ADABANA-』
公開日:2024年10月18日(金)
テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほかにて全国で順次公開
脚本・監督:甲斐さやか
主演:井浦新
出演:水原希子、三浦透子、甲田益也子、板谷由夏、原日出子、斉藤由貴、永瀬正敏
■ロワズィール コラボレーション
発売日:2024年9月6日(金)〜順次
※詳細はロワズィール 公式サイト、SNSにて告知。
【写真付きで読む】映画『徒花-ADABANA-』主演・井浦新、不治の病を前にもう1人の自分を殺せるか?近未来SF