歌手の大黒摩季(写真・共同通信)

 8月25日に放送されたTBS系日曜劇場ブラックペアン シーズン2』では“大物歌手”が二宮和也演じる主人公の勤め先病院の「副院長」役で登場し、話題となっている。

「登場したのは、今作で地上波ドラマ初出演となったシンガーソングライターの大黒摩季さんでした。長い黒髪を後ろで結んで、白衣を羽織った姿からは、いつもの“熱唱”が想像できないほど、役にハマっていた印象です」(芸能ライター)

 放送後、X上では大黒の登場に驚きの声が続出していた。

《やっぱりあれ大黒摩季だったのか! めっちゃ似てると思ったw》

《誰かと思ったらいきなり大黒摩季出てきてびっくりしたわよ》

《違うやろ違うやろって見終えて調べたら大黒摩季やった 演技うますぎてラララやった》

 大黒本人もオファーには驚きがあったようで、自身のInstagramの投稿で、

《私が日曜劇場に 音楽ではなく出演するなんて?!》

《真摯に何度かお断りしましたが だけど「ブラックペアン」が、そもそも大好き というかマジFAN》

 と、放送前の8月18日に心境を長文でつづっていた。

 1992年に歌手デビューした大黒は、同年発売の2枚めのシングル『DA・KA・RA』がヒットし、一気にブレイクを果たした。

「1995年の『ら・ら・ら』や、翌年の『熱くなれ』など大ヒットを飛ばしましたが、本人の音楽活動の多忙ぶりから、なかなか表舞台に登場することがなく『歌っている人と、写真や動画出てくる人は別人』という都市伝説も囁かれました。

 長年、“幻の歌手”として注目を集めるなか、1997年8月に初めてのコンサートを実施。それを中継する形で『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で、ようやくテレビ初出演をしたことで、都市伝説を払拭しました。

 そんな彼女ですが、2021年には人気ブロードウェイミュージカル『THE PROM』の日本版にも出演していますから、今後も女優としての活動を見られるかもしれませんね」

 観る側が“熱くなれ”るような、歌手と女優の二刀流ぶりを見てみたいものだ。