2024年8月21日、東京都心を襲ったゲリラ豪雨はそれはもうすごかった。東京都千代田区にあるJタウンネット編集部のオフィスは滝のような雨音にざわつき、外はまるで海のよう。近くの地下鉄市ケ谷駅は駅の一部が冠水するほどだった。

しかし、そんな豪雨が去った後、東京駅では心が晴れるような風景が広がっていたという。

地面に広がる大きな大きな水溜まり。

そこに、温かみのある明かりの灯った東京駅や、その背後の現代的な光のビルが反射している。まるで美しい絵画のようだ。

2024年8月21日、兵庫県在住の会社員・tower(@h7piE56gk5ZoyVI)さんが投稿した1枚には10万件を超えるいいね(23日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。

「ゲリラ豪雨の裏でこんな幻想的な写真が」
「すごい、別の世界みたいですね」
「最高に美しいリフレクション」

22日、Jタウンネット記者の取材に応じたtowerさんによると、撮影したのは午後8時。

イベント参加のために東京を訪れていたが、ゲリラ豪雨で帰りの新幹線が運転見合わせになってしまった。

そこで時間を潰すために東京駅を出ると、雨は上がっており、地面には水たまりが。towerさんはリフレクション撮影に挑戦することにした。

「傘も持ち合わせておらず、この雨では一枚も撮れないだろうと思っていたので、素直に嬉しかったです。
先駆者が何人も三脚を立てていたのでじっくり眺める前に自然と体が動いてました。笑」(towerさん)

ゲリラ豪雨、新幹線の運休。地元に帰ろうというタイミングで発生するなんてツイてない事態だが、towerさんは「千載一遇の場面」だったと振り返る。

今回の東京への旅は、いろんな意味で忘れられないものになったに違いない。