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 ◇ア・リーグ ブルージェイズ5―16ヤンキース(2024年6月28日 トロント)

 ブルージェイズの菊池雄星投手(33)が28日(日本時間29日)、本拠でのヤンキース戦に先発。5回0/3を投げ、4安打4失点、7奪三振で降板し、6月11日のツインズ戦以来の白星となる5勝目はならず、8敗目を喫した。ア・リーグ東地区最下位に沈むチームは今季ワースト16失点で大敗し、連勝が2で止まった。

 打線が初回にスプリンガーの適時打で先制。菊池は3回までは毎回の5三振を奪うなど1人の走者も許さない完全投球と完璧な立ち上がりを見せた。

 しかし、1点リードの4回1死から2番のソトに四球を与えてこの試合初めて走者を背負うと、続く3番のジャッジには右前打でつながれて1死一、二塁のピンチを迎えた。4番デービスは二塁へのゴロに打ち取ったが、一塁走者のジャッジが一、二塁間に挟まれた。ブルージェイズの二塁手ホルウィッツは先に一塁へ転送してアウトにしたが、一、二塁間で挟殺プレーを行う間に二塁走者のソトが一気に本塁へ生還して同点を許した。

 打線は1―1の5回にスプリンガーの押し出し死球などで2点を勝ち越したが、6回に悪夢が舞っていた。9番ジョーンズ、1番ボルピに連打を許すと、2番のソトに右越えに勝ち越しの3ランを被弾。ここで無念の降板となった。

 チームは6回に6失点すると、8回に2失点、9回に7失点と投手陣が崩壊。今季ワーストを更新する16失点を喫して連勝は2で止まった。