「はなしはおわり」小1娘が書いた“お礼の手紙”の文末がクール!?手直しをしたのか母親にその後を聞いた

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カラフルな文字のかわいい手紙に、まさかの展開が?6歳の女の子が書いた手紙がX(旧Twitter)で話題になっている。

写真を投稿したのは、小学1年の娘さんを育てている、お母さんの「PON」(@YurumamaPong)さん。

娘さんが書いたのは、おじいちゃんとおばあちゃんに宛てたもの。小学校の入学祝いとして本をもらったことへの「お礼」の手紙だったそうなのだが、その内容を見てみると…。

じいじとばあばへ
ピアノがんばるね。わたしはえかきになりたいんだ。すきないろはむらさきとぴんくだよ。
はなしはおわり

「じいじ」の文字は青、「ばあば」は赤。好きな色の「むらさき」「ピンク」もそれぞれの色のペンで書くなど、色とりどりでかわいい仕上がりの手紙だ。

小学1年生とは思えないきれいな字にも拍手をしたくなるが、やはり気になるのはその文末!
「バイバイ」や「またね」ではなく、クールに「話は終わり」と締めくくったところに、思わず笑ってしまう。

お母さんも思わず「この文末のまま出しても良いのだろーか」と悩んでいた様子。Xユーザーからは「字も綺麗だし、色遣いも素敵!」「宝物にしたいくらい素敵なお手紙」といったコメントが寄せられ、2万5000件を超える「いいね」がついている(6月14日現在)。

また、「話は終わり」の部分については「読んでる本に書いてある 結びの言葉なんでしょうね」「学校の先生って『これで話を終わります』とかよく言うので…きっと先生のお話をよーくきいているんじゃないでしょうか?」といったコメントが寄せられた。

マス目が足りなくてこうなっちゃった?

よく読むと、もらった本へのお礼の言葉が入っていないのはかわいいミスだろう。受け取ったら思わず頬が緩んでしまうような微笑ましい手紙だが、娘さんの書く手紙はいつもこんな風なの?

そして「はなしはおわり」に悩んでいたお母さんの“手直し”は入った?PONさんに聞いてみた。

――娘さんはどんな子?

明るくマイペースで、コツコツ没頭するタイプです。本とお絵描き工作が大好きで、少しでも時間があれば本を読むか、何か描いたり作ったりしています。運動だと鬼ごっこやトランポリンが好きです。漫画は「ゲゲゲの鬼太郎」や「鬼滅の刃」など、少しダークなものに惹かれるようです。

――「はなしはおわり」と締めくくる手紙、どう思った?

(こう締めくくったのは)初めてです(笑)びっくりしました。

――カラフルなペンを使って手紙を書くのは、いつものこと?

いろいろな色を使って絵や字を書く(描く)のは前から好きです。保育園時代は担任の先生に毎日のように手紙を書いていました。でもいつもは勢いのままどんどん書いていく事が多いです。

――6歳とは思えない、きれいな文字にも目が行ったが?

「小学校で使うマス目の紙」は、この時初めて渡してみたのですが、いつになく時間をかけて丁寧に頑張って書いているようでした。小学校でマス目の紙で書き方の練習が始まったので、祖父母に見せたかったのかもしれません。

習字や硬筆等はやっていないのですが、 凝り性でとにかく書く(描く)ことが好きなので、お手製の絵本を作ったり手紙を書いたりと、文字はたくさん書いている方だと思います。 カフェで隣のおじいちゃんが毛筆のくずし字を書いているのをみて、今は“なんちゃってくずし字”がマイブームのようです(笑)

――手紙にお母さんの“手直し”は入った?

この手紙に、娘の描いた小学校の様子の絵を添えて(手直しせず)送りました。少し迷ったのですが、その前にお礼の電話もした後ですし、祖父母も私より孫のお手紙が見たいだろうと(笑)

――寄せられた反響のコメントについて、どう思った?

「昔話などの結びの言葉を真似たのかも」「(結びの言葉を)虹色にしたくて、7文字の言葉(「はなしはおわり」)を探したのかも」「“ピアノ”の文字は、ピアノの色に合わせて黒にしたのでは」などのコメントがあり、とても細かく見てくださって、感心しました。

ちょっとしたつぶやきに、まさかこんなに反響をいただけるとは本当に予想外でしたが、皆さんが思った以上に温かい目で見てくださって、親としてはありがたい気持ちでいっぱいになりました。

PONさんによると、「はなしはおわり」は本当は「これではなしはおわりです」と書きたかったものの、手紙のマス目が足りなかったため、省略してこうなったのだとか。

一方で「7文字で虹色にしたかったのかも」などのコメントには、「親の自分にもなかった気づきが色々あって、娘の良いところを拾い上げてもらったようでありがたいです」とも投稿していた。