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『ファンタスティック・ビースト』シリーズのダンブルドア役や、『シャーロック・ホームズ』シリーズのジョン・ワトソン役で知られるジュード・ロウが、2000年代に頓挫したスーパーマン映画の主役を辞退したことを振り返り、その理由について語っている。

米のポッドキャスト番組「The Discourse」に出演したロウが、スーパーマン役の候補になっていたことについて質問された。「それは事実ですよ。誘いを受けていた時期がありました」と答え、「違和感を感じていたから、いつも断りました。“ヨン・ロッグとダンブルドアを演じたじゃないか!”って言われるだろうけど、(スーパーマン役は)ちょっと行き過ぎだと感じたんです」と理由を明かした。

ヨン・ロッグは、『キャプテン・マーベル』(2019)でロウが演じた役で、ダンブルドアと同様にIP(知的財産)作品のキャラクターだ。ロウが出演オファーを受けたスーパーマン映画は、2002年に発表されたブレット・ラトナー監督によるプロジェクトで、実現はしなかった。

ロウによると、その企画に関する脚本を読んだ覚えはないとのこと。当時、オファーを断ったロウの気持ちを変えるために、スタジオはスーパーマンのスーツを持ってきたという。どのバージョンのスーツを試着したのか訊かれたロウは、初代スーパーマンを演じたクリストファー・リーヴのものではないと回答。「もっとメタリックな感じでした」とコメントしている。

スーパーマンのスーツを身に着けた感想を、ロウは「試着して鏡を見た時に、最初は“ワオ、これはいいことかも”と思う自分もいたけど、“ダメだ、無理だ。これは出来ない。ダメだ”と思いました。そして、自分に言い聞かせることはしなかったし、辞退して、どっちみち映画は実現しませんでした。だから、(出演を決めていても)何にもならなかったでしょうね」と回想した。

その後のスーパーマン映画は、2006年にブライアン・シンガー監督の『スーパーマン リターンズ』がリリースされたが続編は製作されず、2013年にはヘンリー・カヴィル主演、ザック・スナイダー監督『マン・オブ・スティール』が公開された。ユニバースの続編映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)に続き、カヴィルは『ジャスティス・リーグ』(2017)にも登場している。

なお、新DCユニバース第1作となる『スーパーマン(映画)』には、『Pearl パール』(2022)などのデヴィッド・コレンスウェットが主役に抜擢され、2025年7月11日にUS公開予定。

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