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(MCU)映画『デッドプール&ウルヴァリン』で、いよいよ“相棒”としての本格タッグを組むライアン・レイノルズ&ヒュー・ジャックマン。長年にわたる親友関係で知られる2人が、米の対談にて初対面の思い出を語った。

ヒューとライアンが出会ったのは、デッドプールが初めて映画に登場した『ウルヴァリン: X-MEN XERO』(2009)の撮影現場だった。ヒューは「シドニー郊外で、たくさんクレーンがあって、夜のシーンを撮っていたのを覚えてるよ」と振り返る。「アフリカのシーンを撮影していて、ばったり君に会えて嬉しかったんだ。君は飛行機で着いたばかりだったよね」。

するとライアンは、「着いたばかりだったし、まだキャスティングされたばかりだったよ。出演が決まったのは3週間前だったから」と答える。ヒューは「そうだった、(デッドプール役を)いろんな人に頼んだから」と笑いながらジョークで応じた。「だけど、僕はとにかく君の存在に圧倒されて、出会えたことに興奮していた。僕たちには君が絶対に必要だ、と思ったんだよ。あの日のことはよく覚えてる」

この“初対面のエピソード”には、ライアンの視点から見たバージョンもある。「あの日の思い出はいくつかあるよ」と前置きをして、ライアンは当時の思い出を語り始めた。

「当時の僕は、それまでで最も規模の大きい映画だから圧倒されていたよ。セットに入るのが怖かったし、緊張していた。誰のことも、何ひとつ知らなかったしね。時差ボケで混乱していたし、気分も悪いし、どうしようもないままトレーラーの間を歩いていたんだ。台本ももらっていないし、一体どうなるんだろうって。そうしたら“ライアン!”と名前を呼ばれて、それがあなただった。自分の名前を知ってもらえているだけで本当に嬉しかったよ。あなたがハグしてくれて、“よく来てくださいました”と言ってくれたんだ。」

その撮影現場でヒューの振る舞いを見たことは、ライアンにとって「映画スターであること、リーダーであることの意味」を学ぶ機会となった。「あなたがスタッフ全員の名前を把握し、全員と話し、創造的なプロセスに取り組む姿は素晴らしかったよ。周囲の人たちが、みんな“自分を見てもらえている”と感じていた。自分がヒュー・ジャックマンのような立場になれたら、できるだけ早く自分のDNAに刻み込むべき教訓だと思ったんだ」。

ちなみにヒューによると、『デッドプール&ウルヴァリン』の撮影初日には、初対面の当時と“同じこと”が起こったのだという。「初日のことを覚えているよ。君がやって来て、同じことをしたんだ。“スティーブ!”って(笑)」。ライアンは「“グレッグ”?いや、その話はしないで」と笑った。

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「ハリウッドで友情が長続きする秘訣は、パートナーを持つことや結婚することに似ていると思う」とライアンは言う。

「シドニーで初めて会った時以来、僕はあなたを心から応援しているんだ。どうかうまくいってほしいと思うし、それはあなたが自分よりも他人を優先する人だと知っているから。アピールではなく、あなたはいろんな場面で他人を優先しているよね。まるで、時限爆弾を持ったまま宇宙へ飛び去り、地上の人びとを救うやつみたいだ。みんなは“彼がまた救ってくれた”と感じているけれど、彼らは、爆弾が爆発したせいでヒュー・ジャックマンが片腕を失い、ひとり宇宙空間を漂っているのを知らない(笑)。だけど、僕はあなたのそういう面や愛情深さを尊敬しているんだよ。とにかく、あなたにはなるべく充実した人生を送ってほしい。(妻の)ブレイク(・ライブリー)にも同じことを感じるよ。」

ヒューもこれに同意し、「人生において、恥ずかしいことや照れくさいこと、何でも言える友達は少ないと思う」と言い、「君と知り合ってから、特にここ5~10年は散歩に行くことが増えたよ。君は信じられないほど聞き上手だから」と話した。「僕は君ならどんなことでも話せるし、君も僕にはなんでも話してくれる。君が僕のことを批判することはないし、必ずしも“こうしたら?”という答えをくれることもない。だからいいんだと思う」

映画『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月26日(金)日米同時公開。親友同士の息の合った共演に期待しよう。

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