17年ぶり復活へ! トヨタ新型「“ステーションワゴン”SUV」どんな人が買う!? 全長5m級のビッグな「クラウンエステート」に反響の声集まる

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新型クラウンエステートを求めるのはどんなオーナーなのか

 トヨタが2022年7月に発表した16代目「クラウン」は大変革を遂げ、異なるボディを持つ4つの新シリーズを設定したことで話題を呼びましたが、そのうち3つのタイプはすでに発売済みです。
 
 最後に残るのは、2024年の年央以降に発売予定の新型「クラウンエステート」ですが、果たしてどのような人が買うのでしょうか。SNSなどの声を集めてみました。

新型クラウンエステートを手に入れるのはどんなオーナー層なのか!?

 16代目クラウンは2022年のワールドプレミア後、まず2022年9月にセダンSUVのクロスオーバーモデルクラウン クロスオーバー」が先行発売しています。

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 続いてミドルクラスのスポーツSUV「クラウンスポーツ」、4ドアのショーファーカー「クラウンセダン」がそれぞれ2023年秋から冬にかけて相次いで発売され、最後に残るラージクラスSUVの新型クラウンエステートについては、トヨタの公式ウェブサイト上で2024年5月現在、「2024年央以降 発売予定」と紹介されています。

 その“エステート”の名称は、1999年に登場した11代目クラウンにラインナップされていたステーションワゴンモデルに名付けられていたものと同じです。

 同車は他のクラウンシリーズが2003年に12代目へフルモデルチェンジするなかでも販売を継続し、2007年まで生産されていました。

 2024年に新型クラウン エステートが登場すると、およそ17年ぶりの車名復活となります。

 新型のボディサイズはすでに公表されており、全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm、ホイールベースは2850mm(開発目標値)です。

 国内で販売されるSUVのなかでは大柄な部類ながら、3列シートレイアウトとはせず2列・5人乗りとし、後部には広いラゲッジルームを有しています。

 17年前に一度終売したクラウンエステート以前より、歴代のクラウンシリーズにはステーションワゴンモデルが長くラインナップされ続けてきました。

 高級セダンとしての快適性と優れた積載性を兼ね備えており、ビジネスから週末のレジャーまで幅広く活躍するモデルとして、一定の支持を集めていたのです。

 前出のトヨタ公式ウェブサイトでは、新型クラウンエステートについて「洗練と余裕の大人の雰囲気を併せ持ち、後席のフラットデッキと共に、機能的なSUVとしてアクティブライフを楽しめる、ワゴンとSUVの融合」とコンセプトを紹介しています。

 17年ぶりの復活となる新型もまた、従来のステーションワゴンモデルで支持されたコンセプトを継承していることがわかります。

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 そんな新型クラウンエステートはどのようなオーナーが手に入れるのかについて、SNSなどでは様々な声が寄せられています。

 多かったのは「キャンプに大荷物を持っていくようなリッチ層にウケそう」「多趣味なイケオジが買うのでは」など、アウトドアレジャーなどを楽しむ“富裕層”が好むのではとの意見でした。

 なおモータージャーナリストの鈴木ケンイチ氏は「個人的な印象」と前置きしながら、「自営業のオーナー社長が買うイメージ」と話します。

 これは一定の支持を集めた従来のクラウンエステート/ステーションワゴンのイメージとも重なるものといえます。

 いっぽうで「SUV風なのがどうもしっくりこない」「“クラウン”には見えない」というように、新型クラウンの大変革についていけないとする守旧派の声も一定数見られ、そのせいかオーナー像が見えづらいと考えている層もいるようです。

 果たして実際にどのようなオーナーが新型クラウンエステートを求めるのか、2024年央以降の正式発売が待たれるところです。