「ブルード19」として知られる13年ゼミ。テネシー州ナッシュビルで(2024年5月21日撮影)。(c)SETH HERALD / AFP

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【AFP=時事】米国では今年、221年ぶりに二つの周期ゼミ群の羽化が重なる。東部では「ブルード19 (Brood XIX)」と呼ばれる13年に一度だけ一斉に成虫が現れる13年ゼミの羽化が始まった。

 テネシー州ナシュビル(Nashville)では、地面に多数の穴が開き、セミの抜け殻が散らばっているのが確認できる。

 ブルード19は現在、テネシー、サウスカロライナ、ノースカロライナの3州で確認されている。今後、中西部で17年ゼミの「ブルード13(Brood XIII)」が羽化し始める。二つのブルードの生息域は、イリノイ州中部の一部地域で重なるとみられる。

 今年は、1兆匹を超えるセミが羽化すると考えられている。

【翻訳編集】AFPBB News

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