◆ホットティーをアイスティーに変更できる

 アイスティーは、それ以外にも用意ができる。表向きにアピールされていないこの情報、知っている人は少ない。注文の仕方は、ごくごく簡単。TEAのメニューから好みの紅茶を指名し、「これをアイスで作ってほしいです」と言うだけ。イージーすぎる。

 スタッフは「少しお時間いただきますがよろしいですか」と言うだろう。というのも、オーダーを受けてからホットティーを抽出し、氷を使ってアイスに仕上げるという手順を踏むからだ。どんだけスムーズでも5分はかかる。

 でも、めったにないオーダーなので、スタッフが軽くパニックになりてこずることもあるので、提供までの時間は倍の10分見積もっておいてよし。

 スタッフは研修の期間にホットティーはアイスティーでも提供できるということを教わるが、本気でレアオーダーなので、抽出の手順などを間違わないように慎重になる、どうか温かい目で待ってほしい。ちなみに私は10年ほど勤めていたが、このレアオーダーのたびに脳内で「キターーー!」と叫び、ドキドキしていた。

◆レアアイスティーのおススメカスタム

 そんなこんなで、時間をかけて、手に入れたアイスティーは、喜びもひとしおだろう。ストレートでもとってもおいしいのだが、やはりカスタマイズも楽しんでいただきたい。

 イングリッシュブレックファーストのアイスティーはほぼほぼブラックティーなので、頼む人は少ないが、+55円のカスタマイズでホワイトモカシロップ追加を頼んでみてほしい。それだけで甘党さんもウハウハの濃厚なロイヤルミルクティーができあがる。

 アールグレイのアイスもミルクを足したり甘みを足して楽しめる。ガムシロップをあらかじめ入れてもらって+55円で豆乳を追加するのがオススメ。 
 
 ユースベリーは無料のはちみつだけでも美味しいが、+110円でシトラス果肉追加もオススメだ。非常にツウなカスタムな上に値段は跳ね上がるが美味しい。こちらのカスタマイズはホットでもぜひお試しいただきたい。

◆どんだけ優秀なんだバニラシロップ

 カモミールは+55円でバニラシロップを足すのがおススメ。いや本当にどんだけ優秀なんだバニラシロップ。ほうじ茶とゼンクラウドウーロンもミルクを足してみてほしい。そして上からはちみつを垂らしてみてほしい。聞き馴染みのあるティーが大変身する驚きを味わってほしい。

 これから暑い季節がやってくる。嫌だと言っても毎年律儀に夏はやってくる。

 毎年暑くなりすぎて、「どこまで気温上がんの?」と夏が嫌いになっている人も少なくないだろう。そんな人が少しでも夏が好きになれますように、という思いを込めてアイスのドリンクを紹介しました。

<TEXT/阪口ゆうこ>

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【阪口ゆうこ】
1981年生まれ。整えアドバイザー。片付けや整えについてのブログ「HOME by REFRESHERS」を運営。コラムなどの執筆、セミナー開催を行う。著書に『ゆるミニマルのススメ』などがある。好きなものはビール、宴会、発信すること。嫌いなものは戦争、口内炎、マラソン。
Instagram:@sakaguchiyuko___