南仏マルセイユで行われたパリ五輪聖火の到着セレモニーで、トーチを手にする仏競泳男子のフローラン・マナドゥ(2024年5月8日撮影)。(c)Ludovic MARIN / POOL / AFP

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【AFP=時事】パリ五輪の聖火が8日、南仏マルセイユ(Marseille)の旧港に到着し、15万人の観衆が集まる中でセレモニーが行われた。

 聖火は19世紀の3本マストの帆船ベレム(Belem)号に載せられ、12日間かけてギリシャから運ばれた。船が入港すると、仏空軍のアクロバット飛行チーム「パトルイユ・ド・フランス(Patrouille de France)」が空に五輪のマークを描き、花火が打ち上げられた。

 五輪金メダリストの競泳選手フローラン・マナドゥ(Florent Manaudou、フランス)がデッキから運び出した聖火をパラリンピック陸上女子中距離金メダルのナンテナン・ケイタ(Nantenin Keita、フランス)が引き継ぎ、仏ラッパーのJulさんが聖火台に点火した。

 今後はフランス本土や海外領土を回る1万2000キロの聖火リレーが始まる。

 パリ五輪は7月26日から8月11日まで、パリパラリンピックは8月28日から9月8日まで行われる。

【翻訳編集】AFPBB News

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