レアル・マドリー対バルセロナ、「最悪の合体ワーストイレブン」
23日朝に行なわれるエル・クラシコ。勝点8の差がついているとはいえ、この両クラブの対戦はそれとは関係ない。どちらもカスティージャとカタルーニャのプライドをかけた戦いだ。
今回は『Mirror』が掲載したからバルセロナとレアル・マドリーに所属した選手の「エル・クラシコにおけるワーストイレブン」をご紹介する。
GK:ホセ・マヌエル・ピント(バルセロナ)
2011年4月、近年最も激しかったダービーにおいて、ピントは当時のレアル監督であったジョゼ・モウリーニョ、そしてペペとともに退場した。
しかし、ジョゼとペペは試合の中で活発に動いていた反面、ピントはベンチの上に座っていただけだったのだが…。
右DF:ジュリアン・フォベール(レアル・マドリー)
彼はレアル・マドリーではプレーしたが、クラシコでは一切起用されなかった。スペインで話題になったのは、ある試合が行われている際にベンチで眠っていたという報道だけだった。
彼がレアル・マドリーに移籍するということこそが不正な行為であったのかもしれないし、我々の大半が想像もしないものであった。
CB:ジョナサン・ウッドゲイト(レアル・マドリー)
ミドルズブラ出身のイングランド代表DFは、レアル・マドリーで退場+オウンゴールという貴重なデビューを飾った。
そして彼がスペインでプレーしていた間の平凡なプレーは、成功を収められなかったと誰もが言うものだろう。
CB:アレックス・ソング(バルセロナ)
アーセナルでは素晴らしいMFであった。しかしバルセロナではどのポジションでもうまく行かなかった。特にセンターバックでは。
彼は2018年からはスイスのシオンでプレーし、その後ジブチリーグのアルタ/ソーラー7というクラブに所属した。そして2023年の11月に現役引退を発表しており、ファンにもあまり知られぬまま静かにスパイクを脱ぐことになった。
左SB:アドリアーノ・コヘイア(バルセロナ)
ブラジル人であること、そして多くのメダルを獲得するにあたり、スカッドで貴重なバックアップという役割をこなしていたことは、我々の目を逸らせることを意味しない。
彼は決してあまり良くはなかった。印象深かったセビージャでのプレーの後、バルセロナのレベルで求められる守備の義務という点で。
DMF:パブロ・ガルシア(レアル・マドリー)
ウルグアイからやってきたセンターハーフのパブロ・ガルシアは、まさに殺し屋と言った選手だった。良い守備的MFを探していたレアル・マドリーにとっては格好の補強だったようにも見えた。
彼はオサスナで成功を見せたが、それが太陽に近づかせすぎたのだ。マドリーのファンにとっては愛すべき存在ではなかったし、監督から見てもそうだったようだ。
DMF:トーマス・グラヴェセン(レアル・マドリー)
エヴァートンでリー・カーズリーとの素晴らしいコンビを組んでいたグラヴェセン。そのプレーは激しく強烈で、見た目通りとても輝いていた。
しかし、レアル・マドリーではそれで十分ではなかった。クロード・マケレレの穴埋めという難しい役割を期待されてしまったからだ。今ではラスベガスで実業に成功して億万長者になっており、人生では大きな成功を収めている。
AMF:アレクサンデル・フレブ(バルセロナ)
彼のキャリアについて言えば、重大なプレッシャーの中で成功を収めてきた方法については大したものだ。彼がバルセロナに行った時、アーセナルのファンは内蔵を取り出されたかのように悲しんだ。
だ、すぐにそれは笑いに変わった。1500万ユーロ(およそ24.7億円)もの資金が投じられたものの、そのキャリアはスペインで急降下した。全く活躍する気配もなく、1年でシュトゥットガルトへと貸し出される。それからは怪我もあって選手としても全く輝きがなくなってしまった…。
AMF:ロイストン・ドレンテ(レアル・マドリー)
2007年のU-21欧州選手権で傑出したプレーを見せたドレンテ。その後レアル・マドリーと契約し、スターダムにのし上がったように見えた。
それがどうしてこうなったのかはわからない。バルセロナに0-2で敗北した際の彼のミスは、それを凝縮したものになった。このレベルには十分でなかったと。
2016年にUAEのバニヤスを退団したあとはフリーとなり選手活動を休止し、ラッパーに転身したり、アマチュアでプレーしながら俳優としてドラマに出演したりしていた。そして昨年11月、オランダ下部リーグのコザッケン・ボーイズで現役引退を発表している。
FW:ジュリオ・バチスタ(レアル・マドリー)
『ビースト』と呼ばれた屈強な男はセビージャでアンストッパブルな存在だったし、いくつかの別のポジションでもプレーできた。しかし、レアル・マドリーではそうはいかなかった。
ローンに出されたり、体重超過があったり。そして、これはまさに典型的なブラジル人の失敗物語である。引退後は友人のロナウドが所有するバジャドリーのユースでコーチとBチームの監督を務めたが、2023年夏に退任している。
FW:ハビエル・サビオラ(バルセロナ、レアル・マドリー)
『コネホ』はリーベル・プレートから神童としての評価を得てバルセロナに加入した後、レアル・マドリーでのプレーも経験した。両クラブでプレーしながら反感を買わなかった珍しい選手の一人でもある。
とはいえ、バルサでポテンシャルを発揮できず、レアルを含めて欧州を漂流し、そしてリーベル・プレートへと戻っていった。
引退後はスペインとフランスの間にあるアンドラに居住し、指導者をしながらフットサルの選手としてプレーしつつ、慈善団体などの活動に従事していたが、2022年にバルセロナへと復帰。現在はU-19のアシスタントを務めている。