キャサリン妃が賢く節約してコスパ系ブランドを着回しているいっぽうで、メーガンさんは好感度を上げるために計算してZARAやジェイクルーなどカジュアルなブランドを取り入れている印象です。

 メーガンさんは、デザイナーのクレア・ワイト・ケラーと仲が良いので、彼女がデザインしたUNIQLO:Cのアイテムでも取り入れたら、日本で話題になるかもしれません。

◆愛子様、日本ブランドを応援し日本円を流出させないという使命感すらも

 ヨーロッパの王室はZARA人気が高いです。スウェーデンのソフィア妃やデンマークメアリー皇太子もZARAをご愛用。スペインのレティシア王妃も、ZARAのケープジャケットやセットアップなど高見えアイテムを着られていました。

 スペインのレオノール王女、ソフィア王女もZARA、そしてMANGOを愛用されています。ZARAもMANGOもスペインの会社なので、自国のブランドを発展させることにもつながります。イギリス王室もZARA頼みばかりでなく、国内ブランドを活性化された方が良さそうですが……。

 その点、GUやユニクロ、UNTITLED、ミキモト、kay meなどのアイテムを着用されている愛子様は、日本のブランドを応援し、日本円を流出させないという使命感すら漂っています。愛子様が日本経済を回されることで、景気が良くなる……そんな希望を感じます。

<文&イラスト/辛酸なめ子>

【辛酸なめ子】
東京都生まれ、埼玉育ち。漫画家、コラムニスト。著書は『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』(筑摩書房)など多数。