今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子

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 深夜の歌舞伎町。両脇を支えられ、千鳥足で歩くメガネにニット帽姿の女性は高橋由美子だった。“20世紀最後の正統派アイドル”は今年の1月に50歳を迎えたが、まだまだ酒豪伝説は健在のようだ。

【写真】飲み始めてから10時間以上、酔い潰れて歩けない高橋の様子。転倒ギリギリで介抱され夫とタクシーに乗った

 1989年に女優として芸能界入りを果たした高橋は、翌年にアニメ『魔神英雄伝ワタル2』(日本テレビ系)の主題歌「Step by Step」でアイドル歌手としてもデビュー。ドラマ『南くんの恋人』(テレビ朝日系)では主演を務め、人気ドラマ『ショムニ』(フジテレビ系)では、占い師のOL役を演じた。アイドルから実力派女優へと順調な道を歩んでいたが、“女優・高橋由美子”の世間のイメージは2018年3月で一変する。

「当時、週刊文春が妻子ある40代の実業家男性とホテルに出入りする高橋さんに直撃取材をしたところ、『わたし、もっといろいろやってっから』と泥酔した様子で発言を残し、世間を驚かせました。長く彼女を応援してきた男性ファンのショックは大きかったようです」(スポーツ紙記者)

 当初は男性について「飲み友達」としていた高橋だったが、不倫報道後に「理性を欠いた時間を過ごしてしまったのは確かです(略)軽率過ぎた行動は非難されて然るべき。悔い改めましてここにおわび申し上げます」と、騒動を謝罪。4月末で事務所を契約解除となった。

 だが、2021年4月に不倫相手だった実業家と結婚し、騒動後の2019年から所属していた事務所を昨年1月に退社してフリーとなった。

「酒豪伝説」再び

 高橋は3月1日から始まった A.B.C- Z ・戸塚祥太(37)の主演舞台『緑に満ちる夜は長く…』に出演し、連日満員の大盛況。3月末には大阪公演、5月にもミュージカル出演が控えており、フリー転向後も女優業は順調のようだ。

 そんななか、取材班が目撃したのは、まさに同舞台の稽古中の泥酔姿だった。

 2月上旬の19時頃、稽古を終えて都内某駅の改札前で待機している高橋の前に、少し遅れて現れたのが実業家の夫だった。夫婦で体を寄せ合い、小さなバーへと向かった。

「以前、高橋さんはこの近所に住んでいて、馴染みのお店だったようです。夫婦並んで座り、店員の方や常連客ともに楽しそうに会話が弾んでいました。高橋さんは結構なハイペースで飲まれていて、かなり酔った様子でした。この後にも別のお店に行くと話していました」(居合わせた客)

 高橋が1軒目の店を後にしたのは、入店から7時間後の深夜1時過ぎ。ふたりはタクシーを走らせ、深夜2時に新宿・歌舞伎町にあるバーへと消えた。

 かねてから『お酒で体を満たしたい』と語る高橋は、“お酒の失敗談”を数多く持つ芸能人のひとり。

「ビール、焼酎、日本酒は純米辛口が好みで、週5日は飲んでいるそうです。新橋や神田などの居酒屋にひとりで立ちよることもあるんだとか。30代の頃は、舞台開演の2時間前まで飲んでいたり、ドラマ『ショムニ』の撮影中も現場入りの1時間前まで飲んでいて、先輩に怒られたというエピソードも持っています」(スポーツ紙記者)

 過去には実際に泥酔した姿をテレビで晒してしまったことも。

「2018年の正月番組で、高橋さんはビール、日本酒、シャンパンを立て続けに飲みまくり、泥酔してしまいました。目がうつろになり、他のタレントに絡み始めたため、途中でスタジオから退席させられてしまうことがありました。別の番組では20代後半の頃のエピソードとして、『居酒屋で知り合った初対面の男性と意気投合して、朝起きたらその男性の部屋にいた』ことを告白していました。その男性とは『何もなかった』と話していましたが……」(同前)

いったい何時まで……?

 この日の高橋も2軒のはしご酒では、満足できなかったようだ。

 深夜3時半に店を出ると、顔を赤らめて夫と手を繋いで上機嫌な彼女。道行く人が“20世紀最後の正統派アイドル”に気付くことはなかった。夫婦は小さなカウンターのみの焼き鳥店でさらに1時間ほど小腹を満たし、家路へと向かうためにお勘定。飲み始めてから10時間以上経った早朝5時だった。

 高橋は酔い潰れて酩酊状態、自力で歩けずしゃがみ込む始末。夫らに抱きかかえられ、なんとかタクシーに乗車。常連客は、自宅方面へと向かうタクシーを心配そうに見送っていた。

「それでも、アイドルとしてデビューした高橋さんも五十路となり、仕事では姉御肌で、出演者やスタッフから頼られていました。舞台の千秋楽には彼女の仕切りで打ち上げが行われ、三次会くらいまで盛り上がったそうです」(舞台関係者)

 女優業好調の裏で夫に支えられ、体をお酒で満たす高橋だった。