赤字のマックハウスが社長交代、環境の変化に対応し適切な経営判断するため

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マックハウスが4月12日、取締役会において、現代表取締役会長兼社長の舟橋浩司氏と、現取締役の坂下和志氏の退任を発表した。新代表取締役には現営業部長の石野孝司氏、新取締役には現管理部長兼経営企画室長の小林大介氏を任命し、両者は5月22日に開催予定の定時株主総会と取締役の決議を経て、正式に着任する。社長交代は「当社を取り巻く環境の変化に対応し、機動的かつ迅速で適切な経営判断及び推進を行うため」としている。

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 舟橋氏は、1962年東京都生まれ。1985年に早稲田大学政治経済学部卒業後、博報堂チヨダを経験し、1999年にマックハウスの取締役に就任。2013年にはチヨダの代表取締役社長に任命され、2019年の退任後、2020年にマックハウス取締役相談役、2021年に取締役会長、2023年4月に現職の代表取締役会長兼社長に着任した。

 新社長に就任する石野氏は、1967年生まれで、1984年に北海道帯広緑陽高等学校を卒業。1997年にチヨダからマックハウスへ転籍し、同社で営業部長や店舗開発部室長、内部監査室次長、商品部マーチャンダイジンググループ長などを経験した。新取締役の小林氏は、1972年生まれで、1996年にマックハウスに入社。営業部営業販促課長、経営企画室長を経験した後、2024年2月に管理部次長兼経営企画室長から現職の管理部長兼経営企画室長に就任した。

 同日、マックハウスは2024年2月期通期(2023年3月1日〜2024年2月29日)の非連結決算を発表。売上高は154億900万(前年同期比16.5%減)で、営業損失は9億1000万円(前年同期:営業損失7億2600万円)、経常損失は8億5400万円(前年同期:経常損失6億1700万円)、当期純損失は11億5100万円(前年同期:当期純損失10億5600万円)と赤字幅が拡大した。2025年2月期通期は、売上高135億円、営業損失8億9000万円、経常損失8億5000万円、当期純損失10億7000万円を見込んでいる。