◆自虐で自分のすごさをアピールできる

 同様の手法で、海外旅行でのエピソードトークなども自虐ネタに転化させると、自慢話にならずに自分のことをアピールできるようになります。

「東南アジアを旅行してるときにタクシーの運転手さんにボラれそうになったんだけど、とにかくひるまずに強気な態度貫いたら半額になった。けど後から聞いたら、4分の1の額で乗れる距離だったらしくて、けっきょく倍ぐらいのお金払っちゃってた(笑)」

「中学英語しか喋れないのにアメリカ一人旅してて、レストランでメニューが読めないのにかっこつけて注文したら、2kgぐらいの巨大なヤバい塊肉が出て来て絶望した(笑)。今思えば店員のおっちゃんが険しい顔でなんかいろいろ喋ってたのは、たぶん無理だからやめとけって忠告してくれてたんだと思う」

 このようなエピソードは、失敗談なので笑える自虐トークとなりますが、実は自分のバイタリティの高さなどのアピールになっているので、女性からの好感度が上がりやすいのです。

◆情けない話や失敗談に変換して話す

 つまり、高級品の自慢や海外での体験をアピールしたい場合は、情けない話や失敗談に変換して話すと、ドン引きされることなく、むしろ女性が惹かれる自虐ネタにすることができるというわけです。

<文/堺屋大地>

―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi