気温も上がり、そろそろ冬物の衣類はしまうタイミング。ダウンをおうちで洗えば節約にもつながります。自宅で正しく洗う方法を、洗濯のプロ・西川真登さんが教えてくれました。

ダウンジャケットのおうちで正しく洗う方法

用意するもの

【写真】ブラシがないときは歯ブラシでOK

□衣類用ブラシ
□中性洗剤
□おしゃれ着用洗剤
□洗濯ネット

●1:洗う前にファスナーとポケットを閉める

型崩れを防ぐため、洗う前にすべてのファスナーを閉め、形を整える。「天然のファーは自宅では洗えないので、ついている場合は取り外して」

●2:衿元や袖口の汚れを中性洗剤で予洗いする

衿や袖、ファスナーやボタンの周辺は、皮脂汚れが付着しやすいところ。

「ひどい汚れはかためのブラシに洗剤をつけ、こすっておきましょう。洗い流しは不要です」

●3:洗濯機の普通コースで洗う

たたんだダウンを目の細かい洗濯ネットに入れたら、洗濯機の普通コースで洗い、脱水まで行う。「可能なら同時に2〜3着洗うと、洗濯槽の中でダウンがかたよるのを防げます」

●4:乾燥機に50分間かける

ダウンを洗濯ネットから取り出し、軽くたたんで形を整えたら乾燥機にかける。「半乾きはカビの原因に。乾燥機がないご家庭は、コインランドリーでしっかり乾かしてください」

●もっとフカフカにしたいなら…

もっとフカフカにしたいなら、ウールボールを2〜3個入れましょう。衣類の水分を吸収するほか、機内の空気と熱を効率よく循環させ、ふっくらとした仕上がりに。「100円ショップでも購入できます」

コインランドリーなら羽毛布団も同じ手順でO K !

布団クリーニングに出すより、ずっとリーズナブルに洗濯可能。「ほとんどの乾燥機が家庭用より強力で、フカフカ度合いも倍増。乾燥後は膨らむので、10kgの乾燥機に1枚が目安です」

※使用する洗剤は、種類の表示や注意書きを確認してから使用してください