50代40代、旅行服はシンプルでいい。あか抜けのコツは「アクセサリー」
街ゆくおしゃれさんのファッションを、すてきなイラストで分析する「東京おしゃれ図鑑」。今回の舞台は都会のパワースポット「明治神宮」。旬なファッションやメイクのイラストがインスタで支持されているヤベミユキさんが描きます。
「明治神宮」のおしゃれな50代と40代<東京おしゃれ図鑑vol.29>
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3月下旬
最低気温 10℃ 最高気温 22℃
晴れ
原宿駅のすぐ隣にある明治神宮駅。鎮座100年を迎えた明治神宮は、初詣には日本一の参拝者数を誇り、パワースポットとして国内外の観光客に人気です。
大鳥居をくぐり、参道を歩いていていくとマイナスイオンたっぷりの広大な林に、酒樽や本堂、都会の隣に広がる静かな世界になんとも不思議な気持ちになります。
リサーチに訪れた日は春らしく暖かい日。皆さんアウターを脱ぎ、春のファッションを楽しんでいました。
50代、ベーシックコーデは小物やアクセで魅せる
明治神宮大鳥居の前で見かけたのが、ベーシックコーデに小物使いがかわいい50代の外国人観光客の方。
黒ニットとデニムが色もサイズ感がベーシックなのですが、クリアな水色のサングラスと黒髪のウエーブがコケティッシュで、パープルのスカーフがさし色になりつつ統一感も出ているところなど、絶妙なバランスがいい。
●普通の服でもアクセ次第でおしゃれに
観光シーズンともあり、外国人観光客で賑わっていた明治神宮ですが、この方をはじめ、皆さん洋服はベーシック、小物やアクセをうまく使って華やかに仕上げていたのが印象的でした。
ライン入りのトラックジャケット&デニムに、大きめのシルバーのフープピアスときれいめバッグを合わせていた20代の方もすてきでした。
旅行のコーデってついアクセは邪魔だからやめておこうとなるのですが、小さいわりに写真映えが格段によくなるアクセこそ上手に利用したいですね。
40代、ハイウエスト&モノトーンにツヤ髪でおしゃれに
参道ですれ違ったのが、今年らしいハイウエストのコーデをモノトーンでまとめていた40代の方。シンプルなスタイルに木製のピアスが映えていて、バレッタアレンジもおしゃれでした。
今年のスタイルを語る上で避けて通れないのが、ハイウエスト。合わせるショート丈のアウターは国内でも人気ですね。
ショー丈のアウターを着るときはついインナーを長めにしたくなりますが、思い切ってクロップド丈(もしくはジャストウエスト)を選ぶことであか抜けます。
ボトムをワイドパンツにすれば体型もカバーできます。もし、アウターを新調しない場合でも、インナーのみジャストウエストにするのもありです。
●シンプルなヘアアレンジが映えるのはツヤツヤの髪だから
そしてこの方の目を引いたのが、シンプルなバレッタアレンジ。クールなモノトーンスタイルに、ブロンドヘアと、ブラウンのピアス&バレッタが映えていました。
パリジェンヌのがよくやっているシンプルなバレッタアレンジってどうしてこうもすてきなのでしょう。自分がやると手抜きに見えてしまう。
なにが違うのかよくよく見比べると、「ブロンドだから!」(は、少しはあるかもしれませんが)ではなく、毛流れと毛先にツヤがあるからなのですよね。
年齢は髪に出る、といいますか、パサパサの自分の髪をなんとかすべく、原宿のアットコスメに立ち寄ってヘアオイルを新調しました。
次回の「東京おしゃれ図鑑」もお楽しみに。
※「東京おしゃれ図鑑」は街ゆく人のファッションをヒントに独自のアレンジを加えて掲載しております。