台北市内のくら寿司の店舗(グーグルマップから)

写真拡大

(台北中央社)台北市にある回転ずしチェーン、くら寿司の店舗を利用した客4人が食後に不快感や下痢、嘔吐などの症状を訴えていたことが分かった。同店を運営する亜洲蔵寿司は1日、台北市政府衛生局の検査を受けたとした上で、対応が不十分だとされた項目について改善を施し、その後の再検査では全ての項目で合格したと発表した。

一部メディアの報道によると、体調不良を訴えた客は3月28日に同店を利用。その後医療機関を受診したところ、食中毒の可能性があるとの診断を受けた。同日に行われた衛生局の検査では、炊飯器ソフトクリームの機械周辺の汚れなど4項目で不十分とされたという。

くら寿司側は、他に類似の症状を訴えた客はいないと説明。食中毒発生の有無については、従業員や使用した包丁、まな板などから採取した検体を検査に出したとしながらも、検査には7〜14日かかるため、現在は確かな結果は得られていないとした。衛生管理を徹底するなどし、安心で快適な食事の空間づくりに努めるとしている。

(呉家豪/編集:齊藤啓介)