カーテンの生活がいまいちと感じたら、ブラインドに替えてみるのもあり。注文住宅を建てた日刊住まいライターは、重い印象なうえに、メンテナンスが面倒なことから、DIYでウッドブラインドに変更することに。結果、リビングがゆったりと感じられ、掃除の手間も減りました。詳しくメリットを語ります。

暮らし始めるとカーテンの不満が次々に

筆者は夫と2歳娘の3人家族。3匹のネコと一緒に暮らしています。6年前に地元の工務店と契約し、延床面積26坪のコンパクトな2階建てを建てました。1階にLDKと水回り、2階に寝室や子ども部屋がある間取りです。

設計当時は、家の雰囲気には「絶対カーテンが合う!」と思い、ほかの選択肢が頭にありませんでした。そして、計画どおりカーテンを採用。

ただ、カーテン選びの際、理想の生地になかなか出会えず、前の家で使っていたものを仮で取りつけていました(写真)。住み始めると、15畳ほどのリビングにはカーテンの存在が大きく、部屋が狭く感じるように。「生地の問題ではなく、そもそもカーテンが合わないのでは?」と気づきました。

また、日があたる窓辺はネコたちのお気に入りスポット。日中、外が見えるようにカーテンをあけておくと、飽きずに外を眺めています。そうすると、束ねたカーテンの裾にネコたちの毛が大量に付着することに。コロコロで毛を取ったり洗濯したりと、掃除がとても大変でした。

 

ウッドブラインドを見積もり。しかし予算オーバー

そんなとき、窓回りのインテリアをSNSで検索して、魅力を感じたのが、ウッドブラインド。筆者には、とても軽やかですっきりして見えたのです。

まずはカーテン専門店に行き、見積もりを依頼しました。すると、商品代と施工費でおよそ12万円かかるとわかり、予算オーバー。

その後、1cm単位でブラインドをオーダーできるネットショップを発見。費用を計算すると4万円ほど。専門店の見積もりの3分の1という安さでした。サンプルを取り寄せると材質もよく、自分でやってみることにしました。

DIYでウッドブラインドの取りつけに挑戦!

筆者が購入したのは、窓枠に金具を固定し、ウッドブラインドを取りつけるタイプのもの。ですから、壁の下地の有無は関係なく取りつけることができます。

作業は、カーテンレールを取り外すところから始めました。次に、窓枠に金具を4か所ビスで固定。このとき、金具の位置が均等になるよう、正確に測ります。金具を固定したら、ブラインド本体を差し込むだけで完成!

 

必要な道具は、ドライバー1つだけ。筆者ひとりで取りつけ完了。ただ、ブラインドはそれなりの重さがあるうえ、高い位置での作業。できれば、ふたりで作業した方がラクだと思います。

天づけタイプのウッドブラインドは、窓枠の中に納まります。ですから、シャープで軽やかな印象に。

ウッドブラインドにして掃除もラクに

ウッドブラインドは、ブラインド専用ブラシで、ササっと払うだけできれいになります。ネコたちの毛がまとわりつくこともなく、掃除がかなりラクになりました。

ちなみにわが家は、「REDECKER(レデッカー)」ブラシ(写真)を使っています。ブラインドの近くにかけておいても絵になるので、気に入っています。

 

ブラインドは抜け感があり、実際の広さ以上の解放感をわが家にもたらしました。また、好きな高さに調整できるのも魅力。日中は下を数十cmあけています。

ネコたちは常に外の様子を観察できてうれしそう。外からの視線を気にせず採光もできて、ブラインドの設置に大満足です。