皐月賞2週前追い切りを消化したジャスティンミラノ(写真左、撮影:井内利彰)

写真拡大

 新馬、共同通信杯と2戦2勝のジャスティンミラノ(栗東・友道康夫厩舎)。前走後は皐月賞(4月14日・中山芝2000m)への直行を表明し、今朝28日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。

 藤岡康太騎手が跨り、CWでダンテスヴューとともに入場。こちらが先行していたが、6F標識を通過する時点でその差は3馬身ちょっと。その差を保ったまま、3コーナーから4コーナーを抜けていくが、ラップが速くなかったこともあり、すごくリラックスした様子で走ることができている。

 最後の直線に向いて、後ろが差を詰めてきたが、その雰囲気を察して、ジャスティンミラノがしっかり反応。スッと加速して、詰められた差を再び広げて、結果的にはスタート時と同じ3馬身ちょっとの差をつけて先着でのゴールとなった。

 時計は6F84.9~5F68.7~4F53.0~3F37.5~2F23.2~1F11.4秒。全体時計はさほど速くなかったが、後半のスピード乗りは上々。今回の調教では初めての併せ馬を課した追い切りだったが、この反応の良さを見るかぎり、すでに態勢は整っているといってもよいくらい。それだけに1週前追い切りでどのような動きを見せてくるか、楽しみなのは間違いない。

(取材・文:井内利彰)