サッカーベトナム代表監督を解任されたフィリップ・トルシエ氏(2024年1月14日撮影)。(c)KARIM JAAFAR / AFP

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【AFP=時事】ベトナムサッカー連盟(VFF)は、フィリップ・トルシエ(Philippe Troussier)代表監督の解任を27日までに発表した。

 ベトナムは26日にホームで行われたW杯北中米大会(2026 World Cup)アジア2次予選のインドネシア戦に0-3で敗れ、最終予選進出が厳しくなっている。インドネシア戦は0-1で敗れた21日のアウェーゲームに続き2連敗で、ホームでの同国戦黒星は約20年ぶり。試合後には怒ったサポーターからトルシエ監督の解任を求めるチャントが起こっていた。

 連盟はその後、トルシエ監督と話し合いを行い、双方合意の上で契約を終了することで合意したと発表した。連盟は、トルシエ監督が「選手やクラブ、連盟、ファンのサポートに感謝していた」としつつ、「チームが期待に応えられなかったとして、ファンに謝っていた」と伝えた。

 トルシエ監督は昨年2月に3年契約で就任し、U-23代表監督と兼任していたが、それからわずか1年での解任となった。

 トルシエ監督は就任時に同国初のW杯出場を目標に掲げていたが、チームは予選4試合を終え、組2位のインドネシアと勝ち点3差の3位。各組上位2チームが最終予選に進出する中、すでにイラクが同組突破を決めている。

【翻訳編集】AFPBB News

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