ロシア軍の揚陸艦ヤマル(2014年3月7日撮影、資料写真)。(c)FILIPPO MONTEFORTE / AFP

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【AFP=時事】ウクライナ軍は24日、ロシアが支配するウクライナ南部クリミア(Crimea)半島でロシアの揚陸艦2隻を攻撃したと発表した。

 ウクライナの戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターは、「揚陸艦『ヤマル(Yamal)』『アゾフ(Azov)』と通信センター、黒海艦隊のインフラ施設に対する攻撃を行い、成功した」と主張している。

 現地当局者は攻撃について、23日夜に大規模なウクライナ軍の空爆があったが、多くを迎撃したと述べた。クリミアの当局者は、2014年にロシアに併合されて以降は同国政府に任命されている。

 同当局者によると、攻撃により65歳の男性1人が死亡した他、4人が負傷した。ロシア艦が攻撃されたことには言及しなかった。

 SNSに投稿された映像では、クリミア市内で大きな爆発が起き、炎と黒煙が立ち上る様子が確認できる。また、ロシア軍の防空システムによって迎撃される、ミサイルとみられる複数の飛翔体も捉えられている。

 一方ウクライナ当局は、24日早朝に首都キーウと西部リビウ(Lviv)州に対する「大規模」な攻撃があったと発表した。犠牲者は報告されていない。

 発表によると、巡行ミサイル29発、無人機28機による大規模攻撃で、ミサイル18発、無人機25機を撃破したとしている。

【翻訳編集】AFPBB News

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