広瀬アリス

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広瀬アリスさんが月9初主演を務めるドラマ『366日』(フジテレビ系、毎週月曜21:00〜)が、4月8日よりスタートします(初回は15分拡大SP)。

HYが2008年に発表した楽曲「366日」の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。音楽教室の事務受付をしている雪平明日香(広瀬さん)は、同窓会で高校時代に好きだったクラスメイト・水野遥斗(眞栄田郷敦さん)と再会します。“一生、忘れられない恋”をした彼と12年越しに交際することになったものの、あることが起こって……。

今回、物語の中で高校時代と現代を演じ分ける広瀬さんにインタビューを実施。クランクイン前の彼女にお話を聞くと、楽曲やドラマに対する熱い思いが返ってきました。

カラオケの十八番がドラマに

――広瀬さんにとって「366日」は思い出の曲だそうですね。

学生のとき、カラオケは基本1人で行っていたんですけど、唯一、中学の卒業式の後に、親友とお互いの両親とカラオケに行ったことがあって。そこで「366日」を歌いました。当時、ドラマで(「366日」が主題歌だった)『赤い糸』をやっていて、よく聴いていた歌です。

――数年前の広瀬さんの動画インタビューで、カラオケでよく歌う曲に「366日」が入っていたのを拝見しました。

恥ずかしい(笑)。

――そんなにお好きな曲が元になっているドラマのオファーを受けて、どんな気持ちになりましたか?

純粋に運命だなと思いました。カラオケに行くと昔から唯一歌い続けていたのが、「366日」だけだったので嬉しかったです。

――今回、オファーを受けて歌いましたか?

それは歌いますよ(笑)。家でもよく歌っています。

――この名曲を「ドラマ化する」と聞いた周囲から反響はありましたか?

親友からまず「やばいね!」と一言もらいました(笑)。やはり、同世代の方からの反響がすごかったです。みんなが聴いていた楽曲でもありますし、友達は私が好きな歌だと知っているので「すごく楽しみにしてる!」と言ってもらいました。

――「366日」の楽曲に対してはどんな印象を受けていましたか?

当時から、心の内に秘めている“人に言わないような言葉”を綴っている楽曲だなと思っていて。聴いていて切なくなるような、ちょっと心がキュッとなるような歌だなと思っています。よく、友達の失恋会でも歌っていました(笑)。

――学生時代に楽曲を聴くのと、現在聴くのでは印象は変わるものですよね。

当時は恋愛の曲だなと思っていたんですけど、自分も大人になっていくにつれて、いろいろな経験をするじゃないですか。そこで、言葉の一つひとつの重みだったり、人間らしさがむき出しになっている言葉だったり、そういったものをグッと深く感じられるようになりました。

――「366日」のエッセンスは、ドラマのどういったところで感じられそうですか?

「人を愛するってどういうことなんだろう」ということです。プロデューサーさんがおっしゃっていたんですけど、恋愛しなくても幸せになれる時代に、人を愛することに全力で向き合うってどういうことなんだろう……と、脚本を読みながら、楽曲を聴きながらすごく考えています。

過去シーンでは高校生に「どう若作りをしよう」

――そんな脚本を読まれて、学生だった時の気持ちはよみがえりましたか?

そうですね。私も(明日香のように)男女関係なくみんなで遊んでいたタイプだったので、脚本を読みながら“自分ってどんな感じだったかな”と思い返していました。

――作品の世界観に触れてどんな感想を持ちましたか?

学生時代と大人になった時代のパートが並行して進んでいるし、等身大の子たちがたくさん集まるお話でもあるので、“人間らしいやりとり”がたくさんあるなと思いました。あと、綺麗事だけじゃない、誰しもが悩んでいることもしっかり描かれているので、「人間ドラマ」にもなるのかなと思っています。