男子テニスのヤニック・シナー(2024年3月16日撮影、資料写真)。(c)Clive Brunskill/Getty Images/AFP

写真拡大

【AFP=時事】(更新)テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は24日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は5-7、7-5、6-1で第25シードのタロン・グリークスプア(Tallon Griekspoor、オランダ)を退け、4回戦に進出した。

 第1セットはグリークスプアのパワープレーに苦しんだが、第2セット3-3の雨天中断明けから流れを引き寄せると、そのまま第2セットを奪い返し、最終セットは圧倒して16強入りを決めた。

 試合後には「第1セットも非常に接戦だったが、向こうの手に渡ってしまった」としつつ、「きょうは厳しい状況だったが、メンタルを強く保つことができた。雨による中断後は、より積極的にいくことを心がけ、それを実践できた。タフな一日だったが、結果には非常に満足している」と話した。

 次戦はクリストファー・オコネル(Christopher O'Connell、オーストラリア)と対戦する。

 連覇を狙う第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は7-5、6-1で第30シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)を下し、ベスト16に駒を進めた。

 同日に行われた2回戦では、世界ランキング57位のファビアン・マロジャン(Fabian Marozsan、ハンガリー)が第6シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)を6-1、6-1のわずか59分で破る番狂わせを起こした。

 マロジャンは、昨季のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2023)でカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)、上海マスターズ(Rolex Shanghai Masters 2023)でキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)を倒しており、これでトップ10選手から3勝目となった。

 一方、前日に上位4シード中3人が敗退した地元米国勢は、第16シードのベン・シェルトン(Ben Shelton)が6-3、6-4でマルティン・ランダルーセ(Martin Landaluce、スペイン)を下し、大会に生き残った。

【翻訳編集】AFPBB News

■関連記事
アルカラスが快勝で3回戦へ、米国勢は苦戦 マイアミOP
錦織、ツアー大会復帰初戦は黒星 マイアミOP
大坂なおみがスビトリーナ撃破 マイアミOP3回戦進出