ハンガリー北西部コマーロムエステルゴム県のラリー大会で起こった事故の後、現場の写真を撮る現地記者(2024年3月24日撮影)。(c)FERENC ISZA/ AFP

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【AFP=時事】ハンガリーで24日に行われたラリーの大会で、参加車両が沿道の観客に突っ込み、4人が死亡し、子ども2人を含む複数人がけがをする事故が起こった。当局が発表した。

 事故が起こったのは、スロバキアとの国境沿いにある北西部コマーロムエステルゴム(Komarom Esztergom)県のバヨ(Bajot)近くで、エステルゴム・ニェルゲシュ・ラリー(Esztergom Nyerges Rally)という大会中、選手の運転するマシンがコースを外れて観客の中に突っ込んだ。

 警察の発表では、道からそれた理由は不明。現場には救急車8台、レスキューヘリ4機が出動し、競技はすぐさま中止になった。

 警察によれば、この事故で少なくとも7人が負傷した。国営ハンガリー通信が伝えた救急隊員の話によれば、けが人のうち2人は重傷で、そのうち1人の子どもは命に関わる状態のため、病院へ緊急搬送された。

 ハンガリー全国モータースポーツ協会(MNASZ)は、遺族に対して哀悼の意を表すとともに、当局による事故状況の調査に迅速に協力することを約束している。

【翻訳編集】AFPBB News

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