サッカー慈善試合、リバプール・レジェンズ対アヤックス・レジェンズ。試合後、歓声に応えるリバプール・レジェンズのスベン・ゴラン・エリクソン監督(2024年3月24日撮影)。(c)Oli SCARFF / AFP

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【AFP=時事】サッカー元イングランド代表指揮官のスベン・ゴラン・エリクソン(Sven-Goran Eriksson)氏(76)は23日、アンフィールド(Anfield)での慈善試合でリバプール(Liverpool FC)のレジェンドチームを率い、長年の夢をかなえた。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)、イタリア・セリエAのラツィオ(SS Lazio)などを率いた経験を持つエリクソン氏は今年1月、自身がすい臓がんを患っており、余命は「長くて1年」だと明かしていた。その際、生涯にわたるリバプールへの愛と、いつかはリバプールの監督になりたいと常に願っていたことを話していた。

 そしてこの日、エリクソン氏はその夢を現実のものにし、チームは4-2でアヤックス(Ajax)のレジェンドチームから勝利を挙げた。

 試合後にエリクソン氏は、キックオフを前に観客からスタンディングオベーションを受け、クラブのアンセムである「You'll Never Walk Alone」が歌われる中でピッチに向かう際には涙を流したと語った。

「人生の大きな思い出になるだろう。リバプールのベンチに座るのは、生涯の夢だった。今それが実現した。あらゆる意味で美しい日だった」

 前半は0-2とリードを許したリバプールだったが、後半にグレゴリー・ビニャル(Gregory Vignal)、ジブリル・シセ(Djibril Cisse)、ナビル・エル・ザハル(Nabil El Zhar)、そしてフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)が得点を挙げて逆転した。

 リバプールの主将は、エリクソン氏が率いたイングランド代表でもプレーしたスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)が務めた。エリクソン氏は「(ジェラードが)ピッチ上ではボスだ。やっぱり彼はまだ持ってるね!」と振り返った。

【翻訳編集】AFPBB News

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