女子ゴルフの柳簫然(2021年5月9日撮影)。(c)Lillian SUWANRUMPHA / AFP

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【AFP=時事】女子ゴルフ、メジャー通算2勝を誇る柳簫然(Ryu So-yeon、ユ・ソヨン、韓国)が21日、今季メジャー第1戦のシェブロン選手権(The Chevron Championship 2024)を最後に現役を引退すると表明した。大会は、来月18日から21日まで米テキサス州ヒューストン(Houston)のザ・クラブ・アット・カールトンウッズ(The Club at Carlton Woods)で開催される。

 韓国・ソウル出身で現在33歳の柳は、「きょうは皆さんに、私の人生で最も重要な決断の一つをお知らせしたかった。悲しいけれど、シェブロン選手権がLPGAツアーでの最後の試合になる」とインスタグラムに投稿した。

「うそをつくつもりはない。つらいこともいくつかあったけれど、そういう試練にもかかわらず、本当に全てを楽しめた。そして何よりも、キャリアを通じて皆さんから受け取った愛情と支援に、信じられないほど感謝している」

「近いうちに、ツアーで全ての友人と大きなハグをすることが楽しみ。長年にわたる皆さんの愛情と支援に心から感謝している。心からありがとう。ヒューストンで会いましょう」

 2007年に17歳でプロデビューを果たした柳は、昨年のBMW女子選手権(BMW Ladies Championship 2023)を最後にツアーから遠ざかっており、シェブロン選手権を前にプレーする予定はない。

 2011年の全米女子オープン(US Women's Open Championship)で米ツアー初優勝にしてメジャー初制覇を達成し、これまで2017年のANAインスピレーション(ANA Inspiration 2017、<現シェブロン選手権>)を含め、通算6個のツアータイトルを獲得した。

【翻訳編集】AFPBB News

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