カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部、アトレチコ・ミネイロ時代のロビーニョ被告(2016年4月14日撮影)。(c)DOUGLAS MAGNO / AFP

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【AFP=時事】サッカーイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)やスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)でプレーした元ブラジル代表FWのロビーニョ(Robinho)被告(40)が21日、10年前に犯した女性への集団強姦(ごうかん)罪による禁錮9年の刑執行のため、母国で身柄を拘束された。

 ブラジル最高裁判所の判事は、ロビーニョ被告側からの執行猶予の求めを却下し、「拘束命令は維持されるため、刑に服することが可能となる」との裁定を下した。南部の街サントス(Santos)の連邦警察は同日夜、AFPの取材に対して「ロブソン・デ・ソウザ(Robson de Souza<ロビーニョ>)への逮捕状を執行した」と発表した。

 ロビーニョ被告は、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に所属していた2013年にミラノ(Milan)のナイトクラブで当時23歳の誕生日を祝っていたアルバニア人女性への集団レイプに関与したとして、2017年にイタリアの裁判所で有罪判決を受けた。その後、2020年の控訴審で敗れ、2022年には最高裁でも判決が支持されると、イタリア検察はロビーニョ被告に対して国際逮捕状を発行した。

 しかしながら、ブラジルでは自国民の引き渡しを行っておらず、イタリア側は同被告が母国で刑に服するよう請求していた。

 20日にブラジルの首都ブラジリアの裁判所がこれに同意し、21日には同裁判所の所長がロビーニョ被告の収監状を発行するための文書に署名した。

 これを受けてロビーニョ被告の弁護団は最高裁に対し、判決に異議を唱えている間は自由が保たれることを認める「人身保護令状」を求めていたが、それが棄却された。

【翻訳編集】AFPBB News

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