パリ五輪、サッカー女子1次リーグ組み合わせ抽選。抽選結果が表示されたスクリーン(2024年3月20日撮影)。(c)JULIEN DE ROSA / AFP

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【AFP=時事】パリ五輪、サッカー1次ラウンドの組み合わせ抽選が20日、パリ郊外のサンドニ(St-Denis)で行われ、日本女子はスペイン、ブラジル、アフリカ予選突破国と同じグループCに入った。

 スペインは今回が初めての五輪出場となるが、W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)とUEFA女子ネーションズリーグ(UEFA Women's Nations League)を制しており、2011年W杯女王のなでしこと同組ながらも優勝候補に挙げられている。

 一方、グループBには4度の金メダル獲得を誇る米国、ドイツ、オーストラリア、アフリカ予選突破国が入った。グループBとグループCが特に厳しくなる中、開催国フランスは前回女王のカナダ、コロンビア、ニュージーランドとの対戦が決まった。

 女子では、各組上位2チームと各組3位チームのうちの成績上位2か国が準々決勝に進出することができる。試合は開会式前日の7月25日から行われ、決勝は8月10日にパリで開催される。

 アフリカ予選は、トーナメントにより出場2か国が決まる予定で、4月1日から9日にかけて行われる2試合制で勝者が決まる。

 一方男子では、ティエリ・アンリ(Thierry Henry)監督率いる開催国フランスが、ニュージーランド、米国、大陸間プレーオフ勝利国と対戦する楽なグループに入った。

 抽選会後にアンリ監督は「簡単なことは何もない」と語ったが、すでに金メダル候補の一角に名を連ねたチームは、モロッコやエジプトという潜在的な落とし穴を避けた。

 その中でフランスは、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が出場可能になるかどうかを待つことになる。エムバペ自身は出場を熱望しているものの、五輪前に開催される欧州選手権(UEFA Euro 2024)後の休養はほとんど取れなくなる。

 グループBにはアルゼンチン、モロッコ、ウクライナ、アジア予選3位が入った。先月、南米予選で3連覇を目指すブラジルを撃破したアルゼンチンでは、リオネル・メッシ(Lionel Messi)が出場する可能性も残されている。

 東京五輪で銀メダルを獲得したスペインは、エジプト、ドミニカ共和国、アジア予選2位とともにグループCに入り、パラグアイ、イスラエル、マリ、アジア予選1位がグループDとなった。

 男子では、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出することができる。試合は開会式2日前の7月24日から行われ、決勝は8月9日にパリで行われる。

 アジア代表の座は、4月15日に開幕するU-23アジア杯(U-23 Asian Cup 2024)の決勝進出2チームと3位チームに与えられる。また4位チームは、アフリカのギニアと対戦する大陸間プレーオフに臨むことになる。

【翻訳編集】AFPBB News

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