GI初制覇を目指すマテンロウオリオンと横山典弘騎手(22年5月撮影、ユーザー提供:モエロウエクラさん)

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 「東のレジェンド」横山典弘騎手がマテンロウオリオン(牡5、栗東・昆貢厩舎)で高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)の初制覇を目指す。

 これまでJRAのGIを27勝している名手はこれまで20回参戦。GI昇格元年の96年にビコーペガサス、01年にブラックホークで2回の2着があるものの、残念ながら戴冠には届いていない。

 今年のパートナーはマテンロウオリオンだ。過去17戦のうち、13戦で騎乗。一昨年にはシンザン記念を制し、ニュージーランドTとNHKマイルCで連続2着。前走のオーシャンSにて初のスプリント戦に挑み、0秒8差の8着ではあったが、後方から渋太く脚を伸ばし、距離適性を感じさせる一戦だった。

 今回は一気の相手強化となるので楽ではないが、2回目の1200mということでペース慣れが見込める。近5年で3連単の7桁配当が2回、6桁配当も2回出ているように、とにかく荒れる春のスプリント王決定戦。今年はマテンロウオリオンと横山典弘騎手が波乱の主役となっても決して驚けない。