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「今回はお願いね!」と急に“幹事”に任命され、焦った経験はないだろうか。

男女が集う金曜夜の食事会、感度高い女性たちとの女子会、プロジェクトの打ち上げやクライアントとの会食まで……。お店選びや会の流れなど、わからないことは意外と多い。

そこで、そんなお悩みを解決すべく、これまでに100回以上幹事を務めたことがあるプロフェッショナル、名付けて“プロ幹事”を徹底取材。幹事として圧倒的な実績を残すために必要なノウハウを、余すことなく語ってもらう!

第1回となる今回は、「居酒屋チェーン店のお酒は飲みたくない」という思いからその道を極めた「店選びのプロ」が登場する。

取材・文/山口昭子




今回取材したプロ幹事・ATSUMIさんは、1983年生まれの40歳。国立大の大学院を卒業後、大手金融機関でSIer、新規事業開発、PMOなどを経て、現在はコンサルティング会社に勤務する男性だ。

これまで幹事を務めた回数は200〜300回で、今も週1回は必ず会を開く。仕事で出会うビジネス仲間との飲み会のほか、各地で大手企業に勤める研究会仲間との懇親会などで幹事を務めている。


お酒が弱い自分だからこそ「居酒屋チェーン店のお酒は飲みたくない」



ATSUMIさんが幹事をするようになったきっかけは、自身がお酒に弱いこと。「飲めないならば美味しいご飯が食べたい」というシンプルな発想からスタートしている。

「会社の飲み会で大人数となると、ザ・居酒屋みたいなチェーン店が多かったんですよね。正直それが全然楽しくなかったので、自分でお店選びをするようになったのがきっかけです。

居酒屋にもよるんでしょうけど、チェーン店のお酒はあまり美味しくないし、翌日に残る。しかも1〜2杯しか飲まないのに、なんで同じ金額を払わなきゃいけないんだと当時は思っていたので(笑)。

それなら自分でやろうと。あと、みんなだいたい幹事をやりたがらないので、率先して引き受けると喜ばれるんです」

これまで幹事を務めた回数は200回以上。職場の集まりや仕事の延長線上の会がメインとなる。

「ラフな飲み会を含めると月2〜3回はあります。これを10年以上やっているので200〜300回は幹事をやってきました。

メンバーは主に男性で、現在の職場、前職、副業をやっていたころの知り合いなど、仕事関連の仲間とのカジュアルな会が多いですね」




そんな彼がモットーにしているのは“とりあえず居酒屋”ではなく、意外性のあるお店選びだ。

「みんな珍しがってくれて、料理やお酒が話題に上ることにやりがいを感じます。そのためにも常にアンテナを張って、満足できるお店を探すようにしています。

調査を含めて休日に一人で行くこともありますし、気になったお店はまずは自分が体験してみるといったフットワークの軽さも重要です。自分が自信を持って美味しいと思うお店でやったほうが、説得力があるので」

その幹事ぶりが評判を呼び、今や「何かあったらATSUMIさんに聞け」といわれるほどの名幹事に。

知り合いからは、先輩後輩、社内社外問わず、『この辺で飲むんだけどいいお店ある?』『イベント兼飲み会をしたいからプロジェクターが借りられるお店知らない?』などの連絡が絶えないという。

「しかしこれにも、私としてはメリットがあって。相談をいただいた方とも『近々また飲みに行きましょう』と、関係が続いていくきっかけになっているので、そこは幹事をやっていてよかったなと思うポイントですね」

では、そんな彼がおすすめするレストランや、幹事のコツとは一体何なのだろうか。

とくに丸の内・銀座エリアで店選びをしているあなたには、必ず役立つ情報があるだろう!

本編ではおすすめのお店をご紹介>>